奈良祐希が挑む、ポルトローナ・フラウとの特別展示「Born Again」

奈良祐希とポルトローナ・フラウの特別展示「Born Again」

イタリアの高級家具ブランド、ポルトローナ・フラウが、日本の陶芸家・建築家である奈良祐希氏との特別なコラボレーションを実現させました。このプロジェクトは、多くのアート好きやデザインファンにとって、大きな話題となっています。特に注目されるのが、奈良氏の代表作である「Bone Flower」の特別バージョンとその展示台が展示されることです。イベントは2025年2月14日から3月2日まで東京青山で開催され、続いて3月1日から3月16日まで大阪で行われます。

限定販売と抽選の詳細

この特別展示では、奈良氏がデザインした専用の展示台が用意され、その上に「Bone Flower」が展示されます。興味を持った方々には、限定5セットのみが抽選販売されることが告知されています。抽選申し込みは、イベント期間中に店舗でも受け付けますが、重要なのは、公式ウェブサイトからも行える点です。公式の受付は2025年2月14日から28日までの間に行われ、当選者には後日連絡がされます。

ポルトローナ・フラウの革新性

創業110年以上を誇るポルトローナ・フラウは、これまで数々の名ブランドやアーティストとコラボレーションを行ってきましたが、日本人アーティストとのコラボレーションは今回が初の試みです。ポルトローナ・フラウは常に革新を追求しており、今回の奈良氏とのコラボレーションもその一環です。

アートとしての「Bone Flower」

奈良氏の「Bone Flower」シリーズは、自然の形や生命のリズムを表現した陶芸作品で、これまでに金沢21世紀美術館や大林コレクションなどに収蔵されています。新たに展示される「Bone Flower_1/f」では、焼成温度を通常より70°C高くすることで、土が再び動き出すという特別な技法が用いられています。この作品は自然素材が持つ生命力を内包し、見る人に深い感動を与えます。

進化するデザイン

展示台「Yuki Nara Pedestal」も注目すべきポイントです。最高級レザーで仕上げられたこの台には、奈良氏のセラミック作品との調和が表現されています。自然の進化や木の構造からインスパイアを受けたこのデザインは、まるで生物のような動きが感じられる仕上がりとなっています。アートとクラフトマンシップが融合したこのコラボレーションは、日常生活に美しさや豊かさをもたらす探求を体現しています。