AIによる真贋鑑定サービスが広がる
国内シェアNo.1の「フェイクバスターズ」
IVA株式会社が運営する「フェイクバスターズ」は、国内で最も広く利用されているAI真贋鑑定サービスとして、2023年に新たな動きを見せています。最近、国際的に人気のアートトイブランド「POP MART」の「LABUBU」の真贋鑑定を開始しました。この鑑定により、アートトイの偽造品対策がさらに強化されることが期待されています。
LABUBUの人気の背景
「LABUBU」は、アートトイブランドPOP MARTの「THE MONSTERS」シリーズに登場するエルフのキャラクターです。近年、SNSでのインフルエンサーの影響もあり、その人気は飛躍的に上昇しました。しかし、その人気の高さにより、不正転売や偽造品が増加しているのも事実です。そこで、「フェイクバスターズ」は、これまでの鑑定技術を駆使し、LABUBUの真贋を正確に判断できる体制を整えたのです。
多様な鑑定メニュー
「フェイクバスターズ」では、LABUBUの鑑定を2つのメニューで行っています。まずは、「クイック鑑定」です。これは、お客様が撮影した商品画像をもとに60時間以内に鑑定結果をお知らせする迅速なサービスで、価格は1,100円(税込)です。次に、「コンプリート鑑定」があり、こちらは商品の郵送が必要で、専門チームがAI技術を使い、詳細な検査を行います。こちらの費用は3,300円(税込)で、シリアルナンバー付きの鑑定証明書が発行されます。
POP MARTの成長と今後の展望
POP MARTは、世界中で550以上の店舗を展開し、アートトイの販売に特化しているブランドとして知られています。同社は、「デザイナートイ」を通じて、ポップカルチャーを広げることを目指しています。特に、「MOLLY」や「DIMOO」、「SKULLPANDA」などの人気キャラクターが、多くのファンから愛されています。今後、「フェイクバスターズ」は、さまざまなブランドの真贋鑑定をさらなる拡充を図り、市場の健全化に寄与していく意向です。
相原嘉夫 CEOのビジョン
IVA株式会社の代表取締役社長である相原嘉夫氏は、日本国内のみならず、海外進出にも積極的に取り組んでおり、台湾や中国に拠点を開設して事業を展開中です。相原氏は、真贋鑑定サービスとしての正確さと迅速さを追求しており、その革新的なアプローチが再定義された市場における競争優位性をもたらしています。今後アジアや欧米市場においても、より多くのブランドを鑑定対象に加える予定です。
「フェイクバスターズ」は、正規品の流通を支える重要な存在。その活動は、今後も多くのコレクターやファンに支持されるでしょう。国内市場だけでなく、国際市場への展開も見逃せません。