退職代行モームリが発表した2025年度新卒退職データの実態
退職代行サービス「モームリ」を運営する株式会社アルバトロスが、2025年度新卒の退職代行利用状況についての分析を発表しました。この調査は、2025年7月1日より行われたもので、1,072名の新卒者を対象にした結果が公開されています。2024年度新卒の退職代行利用者は805名であったのに対し、2025年度は267名増の1,072名ということで、退職代行の需要が急速に増加していることが明らかになっています。
調査の背景
この調査は、退職代行モームリを運営する株式会社アルバトロスが行ったものです。新卒社員の離職率を下げ、早期離職の防止に寄与することを目的として、退職代行利用状況を公開する試みです。調査は全国の新卒者を対象に行われ、アンケートによって情報を収集しました。
調査結果の概況
今回公開された調査内容は、以下のとおりです。
- - 性別:男女含む
- - 地域:全国
- - 調査人数:2024年度新卒805名、2025年度新卒1,072名
- - 調査期間:2024年3月1日~2025年6月30日
利用者数の推移
2024年度の新卒者における退職代行利用者数の推移を見てみると、以下のようになっています。
- 4月:254名 / 全体1,663名(15.3%)
- 5月:298名 / 全体2,107名(14.1%)
- 6月:251名 / 全体2,113名(11.9%)
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合計:805名 / 全体5,883名(13.7%)
一方、2025年度新卒者は、
- 4月:487名 / 全体3,270名(14.9%)
- 5月:350名 / 全体2,759名(12.7%)
- 6月:199名 / 全体2,118名(9.4%)
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合計:1,072名 / 全体8,147名(13.2%)
昨年よりも早期に退職代行を利用する人が増加しており、特に4月に487名と最多を記録しました。
男女比の変化
男女比に関しては、2024年度新卒と2025年度新卒のデータを比較したところ、女性がやや多いものの、男性の割合も3%上昇しています。男女の利用状況が均衡に近づいていることが見て取れます。
業種と職種の取り組み
退職代行を利用した業種では、依然として卸売業・小売業が1位を維持しています。他にも生活関連サービス業や医療関係も同様に高い利用率が見られます。
職種別では、前年と変わらず「販売」関連が上位に位置しており、求人数や業務環境における厳しさが影響していると考えられます。
退職理由の傾向
痛感されるのは、新卒社員の退職理由で、「入社前の契約内容・労務条件と勤務実態の乖離」が最も多くの割合を占めていることです。これは定番とも言える理由ですが、労働環境が合わないことによる退職は依然として多発していることがグラフからも見えます。
まとめ
この調査結果は、新卒社員による退職代行の利用が前年よりも大きく増加していることを示しており、早期退職の傾向が強まっています。また、企業は社員の意見や退職理由に真摯に向き合い、働きやすい環境の整備に努める必要性が求められています。
退職代行モームリは、このようなデータをもとに退職情報の開示や離職率低下に向けた取り組みを進めており、今後も労働者と企業の両方に貢献できるコンテンツを提供する意向です。