日本パラ・パワーリフティング連盟とベネクス - 新たな協力関係の誕生
株式会社ベネクスが日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)とのオフィシャルリカバリーウェアサプライヤー契約を締結しました。この契約は、同連盟が掲げる「身体で生きるすべての人をエンパワーする」という理念に基づいており、アスリートたちのパフォーマンス向上を目指しています。
パラ・パワーリフティングとは
パラ・パワーリフティングは、下肢に障がいを持つ選手が上半身の力を競い合うシンプルながら奥深いスポーツです。障害によるクラス分けがなく、体重別での競技形式がユニークで、選手は「自己最高記録」に挑戦し続けることで、自らの限界を押し広げています。
契約の背景
ベネクスは、移動時のコンディショニングが大きな課題であることに共感し、リカバリーウェアの開発を開始。アスリートにとって、長距離移動中にどのように休養を取り、有効活用していくかが重要です。そこで、同社の「攻めの休養」理念に基づき、移動中でも体をケアするリカバリー商品を提供することが決定しました。
本契約に基づいて、2025年10月にエジプトのカイロで開催される世界選手権に出場する日本代表選手団には、具体的な製品として『リカバリージャージ上下』や『リチャージ+ショートスリーブ』などを提供する予定です。これらのウェアには、特殊繊維「PHT(Platinum Harmonized Technology)」が使用され、ナノプラチナなどの鉱物が練り込まれており、体を優しく包み込み、リラックスした状態をサポートします。
休養セミナーの開催
更に、選手たちが遠征前に休養に関する知識を学ぶセミナーも予定されています。これは選手たちが良好なコンディションで大会に臨むための重要なサポートです。選手たちにリカバリーの意義や重要性を理解してもらうことで、より効果的な休養が実現すると期待されています。
JPPFのコメント
JPPFの事務局長吉田彫子氏は「このたびベネクスとのパートナーシップを締結できたことを大変嬉しく思います。長距離移動による疲労をリカバリーウェアで和らげ、選手がより良いコンディションで挑戦できるようサポートしていきたい」とコメントしています。
ベネクスのビジョン
株式会社ベネクスは、健康のための三大要素「運動」「栄養」「休養」に着目し、特に「休養」に関するリカバリー商品の開発に力を入れています。創業当初は介護用品を手掛けていましたが、現在はスポーツ選手向けのウェアも展開し、「ヒトが本来持っている自己回復力を最大限に引き出すこと」をコンセプトにしています。
この新たな契約を通じて、ベネクスはJPPF選手たちの活躍を支援し、感動や勇気を届けることを目指していきます。今後、両者の協力関係からどのような成果が生まれるのか、注目が集まります。
結論
日本パラ・パワーリフティング連盟とベネクスのパートナーシップは、パラアスリートの支援を強化し、社会全体での共生を推進する大きな一歩です。選手たちには今後、より良い環境で競技に挑んでもらうことが期待され、その姿が多くの人々に勇気を与えることでしょう。