株式会社ファイントゥデイの川上怜子研究員が優秀発表賞を受賞
2026年3月16日から18日に栃木県で開催された第21回日本感性工学会春季大会において、株式会社ファイントゥデイの研究員である川上怜子さんが、肌のうるおいと対人印象に関する研究で優秀発表賞を受賞しました。
受賞のテーマ
川上研究員の発表テーマは「肌のうるおいが印象を変える―男性の肌性状データに基づく対人印象の分析―」です。この研究は、男性の肌の特性とそれが他者に与える印象について、実測データと評価を通じて実際に検討したものです。特に、肌の角層水分量が若々しさを含む印象にどのように影響するかに焦点が当てられました。
本賞は将来の研究の期待を込め、研究発表の質や方法論、質疑応答の優秀さを評価するものです。川上研究員はこの期待に見事に応え、選ばれました。
研究の背景
男性の肌の見た目を向上させることは、男性化粧品が担う重要な役割の一つです。過去の研究では、肌の色や質感が対人印象に大きく影響することが示されていますが、即効性を実感しにくいケアや、メイクアップ習慣の浸透の低さが課題として挙げられてきました。そこで川上研究員は、スキンケアによる比較的即时な効果が期待できる指標として角層水分量に注目しました。
研究内容の詳細
実験①:男性の肌性状調査
日本人男性107人(20代〜50代)を対象に、肌の明るさ、色味、角層水分量などの測定を行いました。その結果、肌の明るさは年齢とともに下がり、加齢が肌を暗くすることが示唆されました。一方で、角層水分量には年代間の差が見られず、どの年齢層にも水分量の多い人と少ない人がいることが明らかになりました。これにより、角層水分量が肌の見た目に与える影響の重要性が示されました。
実験②:印象評価の実施
次に、肌性状調査から得た男性の肌画像を用いて対人印象の評価を実施しました。同年代で角層水分量の異なる肌画像を比較し、能力や健康印象など複数の側面から評価を行いました。その結果、角層水分量が高い肌は一般的にポジティブな印象を与えることが分かりました。特に「若々しさ」においては、高い水分量の肌が良い評価を得ました。
研究結果の意義
この研究結果は、角層水分量を向上させるスキンケアが対人印象の改善につながる可能性を示しています。肌の状態が良好であれば、より良い印象を与えられるという明確なデータが得られ、今後のスキンケア市場において、新しいブレイクスルーが期待されます。
今後の展望
ファイントゥデイは「世界中の誰もが、素晴らしい一日を送れるようにする」ことをビジョンに掲げています。川上研究員の研究成果を元に、メンズデザインブランド「uno(ウーノ)」からの革新的な製品が開発され、男性のスキンケア文化を支持し、即効性のあるケアの実現を目指していきます。
公式ウェブサイトにはファイントゥデイに関する詳細情報が掲載されており、今後の商品の展開にも期待が寄せられています。
企業情報
株式会社ファイントゥデイは、2021年に資生堂のパーソナルケア事業から独立し、設立されました。美しさと豊かさをあわせもった人生の実現に向け、社会の持続可能性を重視し、自社の価値提供を広めることを目指しています。将来的にはアジアNo.1の日用美品の創造企業となることを目指しています。