国内唯一の布の芸術祭『FUJI TEXTILE WEEK 2025』が富士吉田市で開催中！

国内唯一の布に特化した芸術祭『FUJI TEXTILE WEEK 2025』

山梨県富士吉田市で行われている『FUJI TEXTILE WEEK 2025』は、日本で唯一の布をテーマにした芸術祭です。本イベントは、2025年11月22日から12月14日までの期間、地域の織物産業と現代アートを融合させた展示を行います。この芸術祭は今年で4回目を迎え、観客にとって繊維の魅力を再発見する絶好の機会となります。

開幕式の様子

11月22日初日の開幕式は、旧山叶産業の工場スペースで行われました。セレモニーには、地元の工房から寄贈された布を利用したアーティスト、相澤安嗣志による大型作品が展示されました。また、富士吉田市長の堀内茂氏や、実行委員長の南條史生氏など、多くの関係者が出席しました。

参加アーティストと展示会場

『FUJI TEXTILE WEEK 2025』には、世界9つの地域から全32組のアーティストが参加します。19の会場では、地域の空き家や工場跡を活用した体験型展示やイベントが展開されます。特に今年は、地元の織物事業者が多く関わっていることが特徴で、アーティストとデザイナーは地域の素材や技術を活かして、より緻密な作品を生み出しています。

例えば、A-POC ABLE ISSEY MIYAKEや、相澤安嗣志、柴田まお、長谷川彰宏など、多才なアーティストが集まり、各自の独自の視点と地元の技術が融合した見応えある展示が期待されています。

アート以外の魅力

この芸術祭は、アート展示だけでなく、山梨のテキスタイルの商品を購入できるセレクトショップや、地元店舗によるオリジナル料理、また織物事業者とのビジネスマッチングイベントも開催されるなど、地域産業を応援する様々な企画があります。特に、11月28日から30日までの期間には、地元織物事業者やクリエイターによる「YAMANASHI TEXTILE SHOP」がオープンし、珍しいテキスタイル製品を手に入れることができます。