人工知能によるリアルタイム配信『Localive』が京都駅に登場
株式会社Specteeが開発した画期的なプラットフォーム「Localive」が、京都駅の旅行者たちに新しい情報提供の形をもたらしました。2023年5月21日、京都駅構内に設置された約70インチのタッチパネル式大画面液晶モニターにて、SNSから収集した街のベストシーンをリアルタイムに配信する試みが始まりました。
Localiveとは?
「Localive」は、株式会社Specteeが独自に開発した人工知能技術を使って、多くの観光スポットや商業施設からの情報を集約するシステムです。このプラットフォームは、利用者が投稿した写真や動画を瞬時に解析し、特に魅力的な瞬間を特定します。これにより、観光客や地元住民がスマートフォンやカメラを通じて収集した情報を、瞬時に多くの人々に届けることが可能となります。
ハッシュタグ不要の高精度な選別
Localiveの最大の特徴は、ハッシュタグや特定のキーワードを必要としない点です。人工知能が投稿された写真や映像そのものを自動的に解析し、不適切なコンテンツや広告目的の投稿を排除します。そのため、視聴者は安心して美しい景色や楽しい瞬間を楽しむことができます。すでに、この技術はイベント、コンサート、スポーツ会場など多岐にわたる場面でその実力を発揮しています。
実証実験の概要
今回のプロジェクトは、京都府や精華町、シスコシステムズ合同会社と連携し、7月13日までの期間で実証実験を実施します。デジタルサイネージは京都駅構内だけでなく、けいはんなプラザ、「京都スマートシティエキスポ 2016」の会場、さらに精華町役場にも設置され、様々な場所でリアルタイム情報の配信が行われます。
会社概要と今後の展望
株式会社Specteeは、独自開発の人工知能エンジンを活用し、SNSから特定の画像や映像を迅速に検出し配信する企業です。Localiveの他にも、報道機関向けにニュース関連画像・動画の検出を行う「Newsdeck」を展開しており、幅広い分野での応用が期待されています。
新しい情報発信の形として注目されるLocaliveは、今後も多くの観光地やイベントで活用されることが見込まれています。現代のライフスタイルに合わせた新たな観光体験を、ぜひこの機会に楽しんでみてはいかがでしょうか。
Localiveのデモはこちらから
会社ホームページ
株式会社Spectee公式サイト