鳥取県大山町とネパールの融合が生んだスパイスブランド「ふるさとスパイス」
新たに誕生したスパイスブランド「ふるさとスパイス」。このブランドは、鳥取県大山町とネパールの文化と風味を融合させた、地域の特産品を活かす目的で設立されました。運営するのは大山スマイルファームという会社で、同社は有機農産物の生産や加工を手掛けています。
ブランド立ち上げの背景
大山スマイルファームは青い空と壮大な山々に囲まれた自然の中で、自家栽培の有機野菜を使用したハーブティーや野菜ジャムなどを製造してきました。その過程で、有機ターメリックなどのスパイス類の栽培にも着手しました。これらのスパイスを生かし、自社製のカレーを開発するアイデアが浮かびましたが、すべてのスパイスを自社で栽培するのはさまざまな条件から困難でした。
そこで注目したのが、ネパールから大山町に移住したビノト氏との協力です。彼の知識とレシピを取り入れ、「ふるさとスパイス」というブランドは誕生しました。このブランドは、大山とヒマラヤという二つの山の故郷をもつ新たな取り組みとして、様々なスパイス商品を提供していきます。
商品のラインナップ
「ふるさとスパイス」では、いくつかの魅力的な商品を展開しています。その中でも特に注目されているのが、「ふるさとスパイスカレーミックス」です。この商品は、大山町産の有機ターメリックに加え、ネパール産のスパイスを使用し、ビノト氏のレシピを基にしたミックスカレー粉となっています。内容量は30gで、4人前分の量が入っており、価格は756円(税込)です。
また、このミックスを使った「ビノトさんちのチキンカレー」のレシピも公式サイトで公開されており、家庭でも簡単に本格的なカレーを味わうことができます。
さらに、ネパール産のホールスパイスと大山町の有機紅茶、自社製のジンジャーシュガーをセットにした「ふるさとスパイスチャイミックス」もあります。これは本格的なチャイを自宅で楽しむことができるキットで、17g(カップ2~3杯分)入りで756円(税込)です。
未来への展望
今後、brandは自社栽培のスパイスラインナップを充実させ、大山町の特産品とのコラボレーションによる新たな商品も開発していく予定です。初期段階では自社のECサイトで購入可能ですが、将来的には大山町内の小売店や近隣地域の店舗でも展開が見込まれています。
このように、「ふるさとスパイス」はただのスパイスブランドにとどまらず、2つの地域の風味や文化を融合させ、新たな価値を創造する存在として今後の展開に期待が高まります。ぜひ、あなたもこの新しいスパイスの世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。