「動く桜」が彩る西鉄桜並木駅開業！地域活性化を担う若手デザイナー集団MEIALUAのキービジュアルが話題に

西鉄桜並木駅開業！地域活性化を担う若手デザイナー集団MEIALUAのキービジュアルが話題

2024年春、福岡市に新たな駅が誕生しました。西鉄桜並木駅です。その開業を記念し、注目を集めているのが、株式会社MEIALUAが手がけたキービジュアルです。

車窓から見える桜並木をモチーフにしたデザイン

このキービジュアルは「動く桜の花見スポット」をコンセプトにデザインされました。西鉄天神大牟田線と太宰府線の車窓から見える桜並木を、グラフィックデザインで表現。桜並木通り沿いの街並みを抽象的な線画で描き、桜の木々をシルエットで表現することで、シンプルながらも印象的なデザインに仕上がっています。

デザインを担当した鍋倉誠治氏は、デザイン制作にあたって車窓からの風景をインスピレーション源とし、一色使いでもカラー使いでも対応できるシンプルさを追求。電車の車窓から見える桜並木通りが一人でも多くの人に伝わることを意識したといいます。

地域住民の日常に溶け込むデザイン

このキービジュアルは、特別列車「みんなの桜並木号」のヘッドマークや車体ラッピング、桜並木駅限定nimocaカード、開業記念Tシャツなど、さまざまな販促物に展開されています。地域住民の日常に溶け込み、ささやかな驚きや喜びを提供することを目指したデザインは、老若男女問わず親しみやすいと好評です。

若手デザイナー集団MEIALUAの挑戦

キービジュアルのデザインを手がけたのは、福岡市に拠点を置く株式会社MEIALUA。20代のアーティストで構成された同社は、徹底的な市場調査に基づいたコンセプト設計と、コミュニケーションデザイン、ビジュアルデザインの一貫した提供で、クライアント企業の成長をサポートしています。

代表取締役兼アートディレクターの入江凌生氏は、「乗客の皆さまへの想いに加え、西鉄を支える一人ひとりの従業員への感謝の気持ちも込めました」とコメント。西鉄の路線が福岡県民の移動手段として必要不可欠であること、そして雑餉隈という地域への貢献への想いを語っています。

新たな憩いの場としての桜並木駅

西鉄桜並木駅は、春日原駅と雑餉隈駅の中間に新設されました。周辺には住宅街が広がり、生活利便施設も充実。駅開業を機に、新しい住宅地開発も進んでいます。駅名の由来である「桜並木通り」は、地域住民に長年愛されてきた名所であり、桜の季節には多くの観光客で賑わいます。

西鉄とMEIALUAは、この桜並木通りを象徴するデザインによって、地域住民と共に創り上げ、街のシンボルとして愛される駅を目指しています。桜並木駅が、地域住民にとって新たな憩いの場となり、街に活気をもたらすことが期待されています。