KGモーターズとみずほリース、超小型EV導入で通勤向けサービスを共同展開

KGモーターズとみずほリースがタッグを組む

KGモーターズ株式会社（以下、KGモーターズ）は、みずほリース株式会社と資本業務提携を結び、超小型EV『mibot（ミボット）』を中心にした新たな通勤向けサービスの事業化に乗り出しました。本提携の目的は、法人や自治体市場に向けた持続可能なモビリティソリューションの共同展開です。両社は都市部や地方に関わらず、交通課題の解決を目指して協力していく意向を示しています。

提携の背景

近年、特に地方都市や郊外では、自家用車の利用過多による交通渋滞や環境への負荷が問題視されています。また、企業や自治体においては、従業員の通勤環境を改善しつつ、脱炭素経営を推進する必要性が高まっています。このような背景から、KGモーターズは、ドアやエアコンを備えた全天候型の1人乗り超小型EV『mibot』の開発を進めています。その結果として、未来には低コストで持続可能な移動手段を提供することを目指しています。

一方、みずほリースは、通勤向けサービスを通じて導入から運用管理、保険、メンテナンス、データ管理にわたる包括的なソリューションを企業や自治体に提供し、通勤環境の質を向上させることを目指しています。

通勤向けサービスの特徴

本提携によるサービスは、mibotを中心に、みずほリースのファイナンス機能を融合させた法人向けソリューションを提供します。この事業は、従業員の自宅から職場までの移動を、環境負荷が少なく、維持コストを可能な限り抑えつつ効率的かつ安全に実行可能な環境を提供します。

具体的な価値としては、以下が挙げられます。

- 環境負荷の低減：ガソリン車からの切替により、CO₂排出量を大幅に削減。
- 維持コストの削減：燃料費や整備費を含むトータルコストの低下。
- 駐車・通行効率の向上：小型車両による駐車スペースの削減と渋滞緩和。
- 運用負担の軽減：包括的なマネジメントを提供し、企業の負担を軽減。
- 従業員の満足度向上：快適な通勤環境を提供し、コストを最適化。

法人・自治体向け展開

両社は得られるノウハウやインフラを活用し、mibotをはじめとした超小型電動モビリティの適用領域を拡大する予定です。通勤用途のみならず、営業車両や訪問介護、地域公共交通など、幅広い業務や地域課題への対応を進めていきます。特に自治体においては、過疎地域や高齢者の移動支援を通じて持続可能な地域づくりに貢献します。

mibotの詳細

『mibot』は、1人乗りの超小型EVとして設計され、持続可能な移動を楽しく、快適に実現するための小型モビリティロボットです。レトロかつ未来的なデザインを持ち、ドアとエアコンを完備した快適な乗り心地が特徴です。また、ソフトウェアによって進化する機能を持つSDV（ソフトウェア定義車両）設計も採用されており、環境負荷を軽減しながら日常の移動を支援します。