海開き直前！世界王者と学ぶ海の安全と環境保全：遊佐町でビーチクリーン＆ライフセービング体験

山形県遊佐町で、6月25日(日)に、特別なイベントが開催されました。ライフセービング世界王者の平野修也選手が講師となり、子どもたちを対象としたビーチクリーンとライフセービング体験を実施。海での安全を学ぶとともに、環境保全の意識を高める貴重な機会となりました。

少子高齢化が進む遊佐町での取り組み

遊佐町は、少子高齢化が深刻な地域です。2022年の出生数はわずか50人。この現状を打破しようと、地域行政や企業が連携し、子どもたちのためのイベント開催を企画しました。その中心となったのが、アスリート支援を行うASFANです。ASFANは、アスリートの知見や能力を地域社会に還元することで、地域課題の解決と子どもたちの育成を目指しています。

世界王者平野修也選手による指導

イベントは、ライフセービング体験とビーチクリーンの2部構成。平野選手は、競泳、フィンスイミングの日本代表選手であり、ライフセービングの世界大会でも優勝経験を持つ実力者です。

第1部では、海での事故発生時の対応方法やライフジャケットの正しい使用方法などを丁寧に指導。参加者たちは、平野選手から直接指導を受けることで、命を守るための知識と技術を習得しました。

第2部では、ビーチクリーンを実施。参加者たちは平野選手と共に、海開きを前に海岸の清掃活動を行い、環境保全への意識を高めました。

ASFANの取り組みと今後の展望

ASFANのCOOである金村秀一氏は、「アスリートが持つ能力を社会貢献につなげ、子どもたちがアスリートに憧れる社会を創造したい」と語ります。今回のイベントは、平野選手の地元への貢献という想い、行政と企業の協力を得て実現しました。

金村氏は、遊佐町の少子高齢化問題にも触れ、「大人たちが未来ある子どもたちに残せるものは何か」という問いかけに対し、今回のイベントがその一助になればと期待を寄せました。

イベント概要

イベント名: 世界チャンピオンと逢える！海の安心安全プロジェクト in 遊佐町

日時: 2023年6月25日(日) 13:00～

場所: 西浜海水浴場（山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜地内）

参加者: 地域の子どもたち、保護者、大学生など約60名

内容:

ライフセービング体験：海での安全知識、ライフジャケットの使い方、応急処置など
ビーチクリーン：海岸清掃活動

このイベントは、地域社会の活性化、子どもたちの育成、そして環境保全という、複数の目的を達成する取り組みとして注目されています。今後も、ASFANのような企業の積極的な活動が、地方創生に大きく貢献するでしょう。