アートでSDGsを表現！新たな作品が公開される「chart project®」

アートでSDGsを表現する「chart project®」の新作公開

一般社団法人チャートプロジェクトが、新たに6つのアート作品を公式ウェブサイトにて公開しました。これらの作品は、社会課題を視覚的に示すグラフを使っており、アーティストたちがSDGs（持続可能な開発目標）に関連するデータを基に制作しています。

「chart project®」のコンセプトは、社会問題をアートとして解釈し、広く伝えることにあります。これまでにも東京都内で展示を行っており、今回の公開はその新たな一歩として位置づけられています。アートを通じて、未来に向けた前向きなメッセージを発信しようという取り組みです。

公開された作品紹介

1. 「気をつけて！」

アーティスト: タムくん（ウィスット・ポンニミット）
内容: 地球の歴史上、5回の大型絶滅が起きたことに着目した作品です。特に二酸化炭素の増加が引き起こす生物多様性の消失の危険性をグラフで表現しています。

2. 「望郷」

アーティスト: 八館ななこ
内容: サンゴ礁の白化現象に関するグラフを用い、熱帯地域における生物多様性の危機を訴えています。海水温の上昇が、この現象を引き起こしているとされています。

3. 「か〜え〜る〜の歌が〜きこえてくるよ～♫♪」

アーティスト: リト＠葉っぱ切り絵
内容: 奄美大島のアマミイシカワガエルの回復状況に焦点を当て、この種の保護活動の成果を伝えています。

4. 「大丈夫、一緒に遊ぼうって言ってごらん」

アーティスト: リト＠葉っぱ切り絵
内容: 世界の年平均気温の変化を示し、温暖化による影響を告発しています。このままでは致命的な影響を受ける可能性があると警告しています。

5. 「夜明け」

アーティスト: 川添むつみ
内容: 犬と猫の殺処分率に関するグラフを用い、保護活動の現実とその限界について問題提起しています。

6. 「CHARTMASK」 – 珊瑚で生物多様性グラフMASKBOOK

アーティスト: LITTLE ARTISTS LEAGUE
内容: 生物多様性の減少による影響を示し、持続可能な未来に向けた行動の必要性を訴える作品です。

これらの作品は、SDGsの重要性を視覚的に示し、観る人々に思考を促すものとなっています。チャートプロジェクトは今後もデータに基づくアートを通じて、社会課題を伝えていく方針です。アートを新たな形で楽しむとともに、私たち自身が問題を考えるきっかけになることを願っています。

公式ウェブサイト: chart project®
これからも、社会に目を向け、私たちの未来を考えるアートがどのように発展していくのか、新たな作品が待たれます。