株式会社アルファドライブが新たにブランド変革研究所を設立

新しい企業の在り方を探る

日本の企業は今、大きな転換期を迎えています。近年、物理的な資産からデジタル化と少子高齢化に伴う変革が進む中、企業における「ブランド」の重要性がますます高まっています。これを受けて、株式会社アルファドライブが中心となり、新たに設立したのが「AlphaDrive BRAND変革総合研究所」です。この研究所は、ブランドを企業の変革の鍵として位置付け、包括的なアプローチで企業の価値向上を狙うことを目的としています。

ブランドの役割とは？

ブランドは単なるロゴやキャッチコピーだけではありません。それは企業の意思決定や文化、そして組織自体を変えるパワーを秘めています。したがって、ブランドづくりは企業にとって最も重要な戦略のひとつであると言えるでしょう。しかし、実際には多くの日本企業がこのブランドの力を十分に活用できていないのが現状です。「AlphaDrive BRAND変革総合研究所」は、その潜在能力を引き出し、企業の変革力を高めることを目指しています。

所長の紹介

所長として就任するのは、長屋明浩氏。彼はトヨタ自動車での30年以上のキャリアを持ち、Lexusの初代グローバルブランド企画やヤマハ発動機での執行役員・デザイン本部長など、名だたる企業での経験を活かし、現在はヤンマーブランドアセットデザイン株式会社の代表としても活躍しています。長屋氏はブランド構築の専門家として、これまで蓄積してきたノウハウを基に、日本企業のブランディング戦略を再構築するための新しいアプローチに挑戦しています。

研究内容

「AlphaDrive BRAND変革総合研究所」は、単なる研究機関ではなく、実践を重視したバーチャルな専門機関です。ここでは、経営、デザイン、文化といった領域を横断的に統合し、ブランドを企業の「変革装置」として機能させるための研究を行います。具体的には以下のような領域に取り組みます。

- ブランド戦略研究: ブランドを経営戦略の要として位置づける研究。
- 企業変革ブランド実装:価値観を基軸にした組織文化やコミュニケーションの変革。
- ブランド資産の可視化・評価: ブランドが生み出す価値を定量化し、効果を可視化。
- 実践プログラム開発: 経営層や現場の関与を高めるための教育プログラム。
- コミュニケーション構築: 国内外の市場におけるブランドとのリレーションの強化。

未来への展望

この研究所のミッションは、ブランドを通じて企業の変革を促進し、社会における価値創造を実現することです。また、ヴィジョンとしては「ブランド＝変革装置」といった新しい経営パラダイムを確立し、日本発のブランド経営モデルを世界に発信することを目指しています。

長屋明浩氏は「企業のブランドは、時代の変化にしっかりと応えていく必要があります。我々はその変化を促進し、日本企業の成長をサポートすることで、社会全体の進化に寄与していきたい」とコメントしています。企業の未来をより良いものにするために、「AlphaDrive BRAND変革総合研究所」が果たす役割は、今後ますます重要になっていくことでしょう。