第18回 ART IN THE OFFICE 2025について
アートを通じて新しい価値を生み出す取り組みとして注目されている「ART IN THE OFFICE」が、2025年に向けた公募をスタートしました。このプログラムは、企業のオフィス環境をアートで彩り、社員や業界全体に刺激を与えることを目的としています。
ART IN THE OFFICEとは?
「ART IN THE OFFICE」(以下、AIO)は、現代アートの分野で活動する新進気鋭のアーティストを支援する公募プログラムです。AIOでは、選ばれたアーティストに総額100万円の奨学金や制作支援を行うほか、業界のプロからのメンタリングも実施。ここから多くの才能が育まれ、アートシーンでの活躍が期待されています。過去には「shiseido art egg賞」などの受賞者が多く、参加することで一層の成長が促されることでしょう。
2025年のスケジュール
今年で18回目を迎えるこの公募は、以下のスケジュールで進行します。
1. 応募エントリー:2025年2月13日〜3月12日
2. 書類提出:2025年2月13日〜4月9日
3. 審査会:2025年5月(予定)
4. 受賞者発表:2025年6月中旬(予定)
5. 滞在制作・作品設置:2025年7月3日〜7月9日
6. イベント:2025年10月(予定)
特に、滞在制作や作品設置の期間は、アーティストにとって新しい環境での創作が行える貴重な時間になります。社内での作品設置を通じて、社員との交流も生まれ、アートが日常生活の一部となる機会が提供されます。
審査員とその背景
AIOでは、ビジネス界やアート界の第一人者が審査員として参加し、多様な視点からアーティストを選考します。具体的には、インディペンデントキュレーターやギャラリスト、大手企業の代表などが集い、専門的な意見交換が行われます。これにより、作品選定において独自の判断基準が生まれ、新たな才能を発掘する場となっています。
企業の社会的責任とアートの融合
AIOの成り立ちは、企業としての社会貢献とアートの振興を追求しています。企業がアーティストを支援することで、アートが身近な存在となり、社員の創造性を刺激する効果も期待されます。このような活動は、ビジネス界からの注目を浴び、他企業でも取り入れられるような流れが生まれています。
過去の受賞作品とアーティスト
これまでの受賞者の作品やプロフィールはAITウェブサイトで確認できます。例えば、2024年度の受賞者である植松美月氏の作品は、「雨だれにひそむ」というテーマで新たな視点を提供しています。また、各年度の受賞者たちも、アート界での成功を収めています。
参加の呼びかけと意義
「ART IN THE OFFICE 2025」は、アーティストの新たな表現の場を提供するだけでなく、企業とアートが共生する未来を描くための重要な一歩となるでしょう。アーティスト及び企業の皆さん、ぜひこの機会に参加して、新たな可能性を追求してみてはいかがでしょうか。詳しい詳細や応募方法は、
ここから確認できます。
AITについて
AITは、2001年に設立された非営利団体で、アートに関心があるすべての人々が交流し、学び合う場を提供しています。これまで多様なプログラムを通じて、アートの重要性と可能性を広めてきました。今後も新しい挑戦を続け、アートシーンの発展に寄与していくことを目指しています。