環境配慮型マラソンとして進化する湘南国際マラソン
2024年12月1日、湘南国際マラソンが第19回目の開催を迎えようとしています。今年は特に、環境に優しい取り組みが注目されています。その一環として新たに導入された「クリーンスタートプラン」では、スタート時のゴミ削減に向けた努力が実現。
クリーンスタートプランの効果
冬季のマラソン大会では、選手たちが防寒具として使い捨てのレインコートやポリ袋を着用し、これがスタート後に廃棄される問題がありました。この問題を解決するために、スタート地点での廃棄物をゼロにすることを目指して、ウェアの回収を行う新しい試みが実施されました。このプランにより、着用後のウェアを回収し、レース終了後に返却するシステムが導入されています。
約80%のランナーがこの取り組みを評価し、「快適に待機できた」「何も捨てることなく過ごせた」という声が寄せられました。初めての試みとしては成功と言えるでしょう。今後はこの取り組みを改善し、さらなる利用者の増加を目指します。
マイカップ・マイボトルの普及
本大会では、使い捨てコップの使用を禁止し、参加者たちが自らのマイボトルを持参する方式も、年々浸透しています。この改革は2022年より実施され、最近のアンケート調査では、なんと95.4%もの参加者がこの取り組みに賛成する結果が得られました。このおかげで、コース上は綺麗で走りやすく、多くのランナーから好評を得ています。
ゴミの削減実績
使い捨てコップの廃止によるゴミ削減効果は顕著で、過去に比べ8,684kgものゴミを減らすことに成功しました。この数値は、参加者の意識の向上と、ボランティアたちの労力が実を結んだ結果と言えるでしょう。今後もさらなる取り組みを拡充し、応援者や来場者らすべての人々へ環境意識の促進に取り組む予定です。
Tシャツ・シューズ回収の成果
大会では、THE NORTH FACEと共に、リサイクル可能なTシャツやシューズの回収も行いました。その成果として、合計242kgの物品が集まりました。これらは適切にリサイクル・リユースされることになります。
次なる挑戦:給食所のゴミ対策
今後の課題として、給食所でのゴミ問題に取り組む計画も進行中です。個包装の給食のゴミや、手で落とした食物がコースに散らばる問題に対処すべく、次回大会には新たな改善策を講じる予定です。これにより、さらにゴミの削減が進むことが期待されます。
「第19回湘南国際マラソン」は、環境に優しいマラソンへと進化を遂げています。次回の「第20回湘南国際マラソン」は、2025年12月7日(日)に開催予定です。こんな取り組みにご注目ください。
詳細や最新情報は、
湘南国際マラソン公式ホームページをチェックしてください。