お茶と有田焼で実現する新しい社内コミュニケーション「CTeaOサービス」

CTeaOサービスとは

2023年6月29日、福岡市にて株式会社オカムラが主催するセミナーイベントが開催されます。このイベントの中心となるのは、社内コミュニケーションの活性化を目指す「CTeaOサービス」です。このサービスは、佐賀県西松浦郡有田町にあるCTeaOサービス事務局が提供し、お茶と有田焼を使った新たなコミュニケーションモデルとして注目を浴びています。

CTeaOとは

CTeaO（Chief Tea Officer）は、お茶と有田焼による社内コミュニケーションの責任者を指し、この役割をCEOが担うことを意味します。CTeaOサービスは、有田町のスタッフが企業からの依頼に基づき、各社員一人一人の個性に合った有田焼の器を選び、伊藤園のお茶をセットにしてオフィスに届けるものです。その後、CEOがこの器を使用して社員にお茶を淹れつつ、率直な意見や会社の課題解決のためのディスカッションを可能にする1on1の場を提供します。

サービスの発展

「CTeaOサービス」は、2020年10月に行われた「茶ッカソン」で生まれたアイデアから進化しました。伊藤園主催のこのイベントでは、参加者が与えられたテーマに基づき、サービスのコンセプトを議論しました。最優秀賞を獲得したチーム〈WAKUCHA〉のアイデアを元に、有田町、伊藤園、WAKUCHAの三者によって2年間の議論を経て、CTeaOサービスが誕生しました。

コミュニケーションの新たな形

リモートワークの普及により、CEOと社員の距離が遠ざかってしまった企業が多い中、CTeaOサービスは、コミュニケーション手法の刷新を図ります。お茶は古くからコミュニケーション手段として利用されているため、CTeaOを通じて社員が本音を話しやすくなる環境を整えます。

具体的には、CEOが「有田焼でお茶しない？」と声をかけることで、気軽にコミュニケーションが生まれ、その中で社員の本音や課題を引き出すことが可能になります。目指すのは、腹を割って話せる“クリエイティブ1on1”の場です。この新しいアプローチにより、企業はよりオープンで創造的な対話を実現することが期待されています。