最新web3技術の動向とビジネス活用を探る
2024年8月30日、株式会社DeFimansが一般社団法人日本デジタル空間経済連盟主催の勉強会にて講師を務めました。取締役CFO・COOの坂上謙太氏とSenior Expertの山口雄司氏が登壇し、最新のweb3技術に関する内容を広く解説しました。
勉強会の概要
本勉強会では、「最新web3技術の概観と動向—ZKP=ゼロ知識証明などの証明・認証・暗号化領域—」をテーマに挙げ、web3やブロックチェーン、トークンに関する基礎から発展的な内容まで詳細に説明しました。
実施概要は次の通りです:
- - 日時:2024年8月30日 16:00 - 17:10
- - 場所:オンライン
- - 主催:一般社団法人日本デジタル空間経済連盟
- - 講師:株式会社DeFimans坂上謙太、山口雄司
講演内容のハイライト
1. web3技術の基礎
セミナーでは、まず「ブロックチェーンとは何か」という基本的な内容から始まり、次に証明・認証・暗号化の領域についての概観を紹介しました。特に注目技術として、スマートコントラクトウォレットや、ゼロ知識証明(ZKP)が挙げられました。
2. 課題と解決策
講演では、社会実装に向けた課題として、①秘密鍵管理の負担と②プライバシー確保の問題について具体的に触れました。
① 秘密鍵管理の負担
ユーザー自身が秘密鍵を管理する必要があり、万が一紛失してしまうと、ログインが不可能になってしまう恐れがあります。その解決策として提案されたのがスマートコントラクトウォレットです。
この技術を用いることにより、ユーザーは秘密鍵を気にすることなくウォレットが使用できるようになります。また、2025年の第一四半期にはEIP-7702の実施が予定されており、これによりより利便性の高いウォレットシステムが導入される見込みです。
② プライバシー確保の問題
ブロックチェーンの公開性に伴い、個人情報や企業秘密が漏洩する可能性が危惧されています。その解決技術としてのZKPは、証明者が自身の主張を証明しつつも、その内容を秘密にできるため、プライバシーの確保が期待されます。
質疑応答
質疑応答では、ERC7702の策定や10年後の分散型社会についての質問があり、技術の発展を見据えた具体的な見解が述べられました。坂上氏は、「結局、目に見える変化は少ないだろうが、ブロックチェーン技術は背景で広がり、自然と利用される時代が来る」と語りました。
さまざまなサポートを提供するDeFimans
株式会社DeFimansは、web3の基礎からビジネス利用に向けた研修を多様に行っており、トークノミクスの設計やトークン上場支援など幅広い分野で対応しています。興味がある方は、ぜひお気軽に問い合わせてみてください。
連絡先
デジタル空間の経済発展を目指す日本デジタル空間経済連盟は、2022年に設立され、多様な活動を展開しています。参加団体は121を超え、web3業界の知識を深める場づくりに貢献しています。
最新の情報やセミナーについては、各公式サイトをご覧ください。