省エネへの新たな一歩、「エナジーカラリング」の提供開始

新しい省エネ方式「エナジーカラリング」のご紹介

東京都府中市の株式会社EnergyColoringは、オフィスビル向けに新たな消費電力可視化ツール「エナジーカラリング」の提供を開始しました。このサービスは、中古のスマートフォンをセンサとして利用し、ビル内の電力消費の内訳を見える化することを目指しています。これにより、エネルギー管理に新たな風を吹き込むことが期待されています。

エナジーカラリングの特長

「エナジーカラリング」には、いくつかの特徴があります。まず、測定開始後最短48時間で全ての設備の消費電力を用途別に見える化できる点です。従来は高価な設備投資が必要でしたが、中古のスマートフォンを使うことで、そのコストを抑えることが可能となりました。また、電気工事が不要なので、現場での設置も短時間で安全に行うことができ、センサを複数の顧客で使い回すこともできます。

利用シーンと対象

「エナジーカラリング」は、省エネコンサルタント会社やESCO事業者、さらには空調メーカーの営業部門やオフィスのリフォーム業者に向けて提供されます。特に、電気代削減のためのコンサルティングにおいて重要なエビデンスとして活用されることが想定されています。具体的には、オフィスビルのキュービクルや分電盤にスマートフォンベースのセンサを設置し、測定データはWEBダッシュボードでリアルタイムに確認することが可能です。

省エネ効果の向上

このツールの導入によって、施設管理者は電気代の削減に大きく貢献する機器を特定し、効率的な提案ができるようになります。また、データはクラウド上のAIによって分析され、消費電力の用途別にも分けて提供されます。同時に、施設管理者もデータを確認できるため、提案の説得力を高めることも期待されます。

さらに、「エナジーカラリング」は、エネルギー管理業務の効率化を図ります。専門人材に依存せず、高度な知見を持たないスタッフでも簡便に使用できるため、これまで専門人材が行っていた業務の一部を簡素化することが可能になります。これにより、専門家はより高度な省エネ施策やその見積もりに注力できます。

サイズや料金プラン

エナジーカラリングの導入にあたって初期費用は不要です。ライセンス料金として、1センサにつき月額30,000円から利用可能で、最短1か月の契約から選べます。特に、中小ビルの場合、基本的には3センサを利用することが推奨されています。

企業の社会的責任

EnergyColoringは、持続可能な社会の実現に向け、商業や工業のエネルギー効率利用の加速に貢献しています。電力エネルギーの効率的な使用は、日本導入エネルギー供給において非常に重要であり、今後の課題となっているとの認識を持っています。

今後の普及が期待される「エナジーカラリング」。その導入により、ビル管理者や省エネコンサルタントにとって、効率的かつ効果的なエネルギー管理が実現するでしょう。