大阪・関西万博「選んで守るサカナの未来 Week」閉幕
2023年9月29日から10月5日まで、大阪・関西万博の「BLUE OCEAN DOME」で「選んで守るサカナの未来 Week」が盛況のうちに終了しました。主催は、株式会社シーフードレガシーが手掛け、サステナブルシーフードについて考えるプログラムが企画されていました。
この1週間には、持続可能な水産業の実現を目指す多くの団体や漁業者、そして水産行政に関わる担当者が集まり、サステナブルシーフードを取り巻く現状や課題、成功事例について真剣に議論が交わされました。また、一般来場者に向けた参加型プログラムも行われ、消費者の理解を深める機会となりました。
「選んで守るサカナの未来 Week」の成果
閉幕に際し、シーフードレガシーの代表取締役社長である花岡和佳男氏は、「万博という場を通じて、海や人、魚のつながりについて理解を深めてゆくことができた」とプログラムの成果を振り返りました。特に、日本国内の大手水産企業7社が参加して設立した「責任ある水産物調達ラウンドテーブル」についても言及し、業界全体で連携を図る取り組みの重要性を強調しました。これは水産業界の大きな転換点となる可能性を秘めており、世界的なリーダーシップを発揮する重要な一歩だと捉えられています。
注目のプログラムと講演者たち
「選んで守るサカナの未来 Week」では様々なプログラムが行われました。特に印象的だったのは、9月30日に開催された「ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」の授賞式です。持続可能な水産業の推進に貢献した優れたプロジェクトが表彰されました。
さらに、10月3日のトークセッションでは、IUU漁業、すなわち違法・無報告・無規制の漁業問題に焦点があてられ、西日本の水産資源を守るための取り組みについて議論が交わされました。水産庁の福田工審議官やカナダ漁業省のニーアル・オディー博士が登壇し、海洋資源管理の今後の課題を訴えました。
10月4日には、サステナブルシーフードの選び方についてのトークセッションが開催され、各界の専門家が集まりました。さまざまなエコラベルやシーフードガイドの紹介が行われ、消費者にとって有益な情報が提供されました。ここでの講演は、消費者がどのようにサステナブルシーフードを選んでいくべきかを考える前向きな指針となることが期待されます。
子ども向けプログラムも実施
さらに、プログラムの最終日には「親子で知ろう!サステナブルシーフード」というワークショップが行われ、子どもたちがサステナブルシーフードについて学ぶ良い機会となりました。クイズ形式で、日常的に食べる魚介類がどのように獲られているかを楽しく理解できる内容となっていました。
今後の展望
「選んで守るサカナの未来 Week」は、参加者にサステナブルシーフードの理解を深めると同時に、次世代の漁業者の育成と環境保護の重要性を改めて認識させる意義深い取り組みとなりました。サステナブルな水産業を育むためには、業界全体が連携を強化し、魚の選び方に対する消費者の意識を変えてゆくことが鍵となりそうです。今後もこのような取り組みが全国的に広がることが期待されます。
「選んで守るサカナの未来 Week」の詳細情報やプログラム内容については、以下のリンクを参照してください。
選んで守るサカナの未来 Week公式サイト