最近、法人経費の管理が大きく変わるニュースが入ってきました。クラウド型法人カード「paild(ペイルド)」を提供する株式会社ペイルドと、企業間決済サービス「Paid(ペイド)」を運営する株式会社ラクーンフィナンシャルが業務提携を結びました。本提携により、法人向けのキャッシュレス化が加速することが期待されています。
業務提携の背景
ペイルドは「法人支出の最適化で、社会の生産性を上げる」というビジョンのもと、オンラインですぐに発行・管理できる法人カードサービスを提供しています。これに対し、ラクーンフィナンシャルが提供するPaidは、企業間取引における後払い決済を支援するフィンテックサービスです。この2社の提携により、今後ますます多くの法人が効率的な経費管理を行えるようになります。
提携の具体内容
業務提携により、Paidの利用限度額をpaildウォレットにチャージできるようになりました。これにより、法人カードを使用する際に事前の銀行振込なしで後払いでチャージが可能になり、スムーズな決済が実現します。特にさまざまな経費に対して、事前に銀行の振込手数料や着金のタイミングを心配せずに活用できるのが大きな利点です。また、複数のカードを発行できるため、各カードの利用制限を個別に設定することも可能です。
未来への展望
この提携を通じて、ペイルドは法人支出の最適化に向けた新しいスキームの開発・改善を進める意向です。これにより、法人が抱える経費の管理や支出の効率化が進むことが期待されています。また、Paidを導入することで、請求業務や未回収のリスクを軽減できるため、取引先企業にとってもキャッシュフローが安定するという利点があります。
企業間取引の後払い決済の重要性
最近の調査によると、企業間取引において後払い決済のニーズが高まっています。これにより、売上の拡大にとって不可欠な決済手段です。しかし、自社で後払い決済を運用するには、多くの手間やコストがかかるため、企業にとっては大きな課題となっています。その点、Paidが提供するサービスを利用することで、請求業務の手間を軽減し、取引先との円滑な関係を構築することができます。
各社の概略
- - 【株式会社ペイルド】は、2017年に設立され、法人向けの決済サービスを提供しています。簡単に法人カードを発行できるサービスを通じて、企業の効率的な支出をサポートしています。
- - 【株式会社ラクーンフィナンシャル】は、2010年に設立され、企業間決済に特化したフィンテックサービスを展開。累計で5,000社以上に導入されており、マーケットシェアでNo.1を誇ります。
最後に、今回の業務提携が法人経費の管理をより円滑にし、企業の生産性の向上に寄与することでしょう。今後もこの分野での動向に注目です。