Tundra Trackerが目標金額を瞬時に達成
米国ウィスコンシン州に本社を置くTundra Labsが、2021年3月30日午前6時(日本時間)よりSteamVR対応の超小型トラッカー「Tundra Tracker」と、それに連携する「Super Wireless Dongle(スーパー無線ドングル)」のクラウドファンディングをKickstarterで開始しました。驚くべきことに、開始からたった12分で目標金額であるUSD250,000(約2,760万円)が達成されました。
日本からの支援が好調
このキャンペーン開始から24時間以内に、日本からの支援者数が国別で2位となるほど、日本市場からの注目を集めています。リワードには日本向けの技適取得と配送が含まれており、国内の支援者にとっても利便性が考慮されています。
小型・軽量で高い性能
Tundra Trackerは、約5cm x 5cm x 3.8cmというサイズと軽量設計で、フレキシブル基板上にSteamVRトラッキングに必要な回路を集約。これにより、連続使用時間は平均7時間となっており、VRChatやバーチャルモーションキャプチャーを含む幅広いアプリケーションでのフルボディトラッキングが可能です。アバターがユーザーの動きに即座に反応する様子は、VR体験の新たな次元を切り開くでしょう。
各種デバイスに対応する無線ドングル
さらにプロジェクトには、SteamVR対応のデバイスと連携する「Super Wireless Dongle」も含まれています。ドングルには3種類が用意されており、それぞれが異なる数のデバイスと接続可能です。「SW3」は最大3デバイス、「SW5」は5デバイス、「SW7」には7デバイスを接続できるため、多目的に使用することができます。この無線ドングルにより、より自由度の高いVR体験が実現されます。
Kickstarterにおけるプロジェクトの進捗
Tundra Trackerプロジェクトは、60日間の間にプレッジを受け付ける予定ですが、在庫が上限に達した場合、途中でリワードの受付が締め切られる可能性があります。支援を希望する方はお早めに参加することをお勧めします。
詳しい情報はKickstarterのプロジェクトページを訪れ、リワードの詳細を確認してください。
日本語訳ページも用意されているため、言語に不安がある方も安心です。
Tundra LabsとIntoFree
Tundra Labsは2018年に設立され、以来、SteamVRに対応するデバイスの開発支援を行なってきました。一方で、日本の展開をサポートするのは株式会社IntoFreeで、XRに特化したコンサルティング会社です。
VR技術の進化とともに、新たなコミュニケーションのスタイルが生まれる中、Tundra Trackerはその未来の一端を担う存在となりそうです。