ビジネスキャリアの実態
2024-11-26 15:29:13

20~30代ビジネスパーソンのキャリア観に関する調査結果

20~30代ビジネスパーソンのキャリア観に関する調査結果



株式会社グロービスが20~30代のビジネスパーソンを対象に行ったキャリアに関する調査の結果が発表されました。調査の目的は若手社員のキャリアアップに対する認識や行動を探ることで、スキル向上や年収の増加がどのように捉えられているかを明らかにすることです。

調査の背景



日本の伝統的なキャリアパスは、高度経済成長の時代に形成されたもので、大学を卒業した後すぐに企業に就職し、そのまま会社内での昇進を目指すというものでした。しかし、時代の変化に伴い、現代ではより多様なキャリアの選択肢が存在するようになっています。転職や起業など、企業の枠を超えたキャリア形成が一般的になり、若手社員の中には責任の重いマネジメントポストに就くことを希望しない人も増えているといいます。このような背景から、グロービスはキャリアに関する調査を行うことを決定しました。

調査サマリー



調査の結果、20~30代のビジネスパーソンの半数以上が「キャリアアップを年収の向上と考えている」ことが明らかになりました。また、30代のビジネスパーソンは、20代に比べてより積極的にキャリアアップを志向していることも確認されました。

主な結果


  • - 今後5年以内に実現したいこととして最も多かったのは「給与の向上」で、51.5%の人が回答しました。
  • - 自身の希望を実現するために重要な要素は「スキルの向上」で、50.4%の人が指摘しました。
  • - 現在、希望実現のために行動をしていると答えた人は51.8%でしたが、約半数は行動を起こしていないことも分かりました。行動できていない理由として「時間が確保できない」や「何をどう行ったらいいかわからない」といった声が多く見られました。

年代別の傾向



調査結果を年代別に見ると、越えて年齢を重ねるごとに「キャリアアップ」に対する認識は変化していることがわかります。特に30代は「新たなスキルや知識を習得すること」を重視する傾向が強く見られ、キャリアに対する姿勢がより前向きであることが際立っています。年齢が上がるにつれ、単なる昇進や年収の増加だけでなく、自己成長や専門性の追求がキャリアアップと考えられるようになっているのです。

行動する若手ビジネスパーソン



今回の調査では、約半数のビジネスパーソンが「希望実現のために行動を起こしている」と答えましたが、20代と30代の間で行動の起こし方に違いが見られました。20代では「行動している」と回答した人が少なく、逆に行動しない理由として「時間の確保」が大きな課題となっています。一方、30代は行動を起こす傾向が高く、自らのキャリアアップを実現するために積極的に取り組んでいることが伺えます。

まとめ



総じて、20~30代のビジネスパーソンはキャリアアップを「年収の向上」と捉え、スキル向上を重視する傾向が強まっています。特に30代になると、キャリアに対する意識は一層強まり、専門性の高いスキルや知識の習得を重要視するようです。また、行動を起こせない理由には「時間の確保」と「目指すべき方向性の不明瞭さ」が挙げられ、これが希望実現の障害となっていることが分かりました。

グロービスは、忙しいビジネスパーソンに向けて、スキマ時間でも学べる「GLOBIS 学び放題」を提供し、学びの機会を広げています。定額制の動画学習サービスを通じて、必要な知識やスキルの習得をサポートしており、ビジネスパーソンの成長を促進することに寄与しています。


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会社情報

会社名
株式会社グロービス
住所
東京都千代田区二番町5-1住友不動産麹町ビル
電話番号
03-5275-3900

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