RPAエンジニア育成
2018-09-11 11:39:05

発達障害者の能力を活かす新たなRPAエンジニア育成プログラム

発達障害者の能力を活かすRPAエンジニア育成プログラムの開始



近年、RPA(Robotic Process Automation)の導入が進み、多くの業務が自動化される中で、従来の事務職の雇用が脅かされています。特に、ExcelやWordなどを使ったデータ処理が主な業務だった障害者が多く、これらの業務がロボットに置き換えられることにより、雇用機会が減少する懸念があります。これを受けて、株式会社アーネストは、新たなRPAエンジニア育成プログラムを開始しました。

RPAエンジニア育成プログラムの目的



このプログラムは、障害を持つ方がRPAのシナリオ設計やエンジニアリングスキルを習得し、就労に結びつけることを目的としています。RPA導入企業にとって、技術に精通した障害者を雇用することは、社内のオペレーションをカスタマイズし、生産性を向上させるために不可欠です。また、今後法定雇用率が引き上げられることを見越し、障害者雇用枠を満たす上でも有利になります。

発達障害者の潜在能力



発達障害を持つ方々には、コーディングやプログラミングなどに秀でた能力を持つ方も多く、これを最大限活用できる環境を整えることが求められています。一般的な企業の就労形態に適応するのが難しく、能力を発揮できずにいる発達障害者にとって、RPA技術は新たな機会となるのです。

プログラムの内容



アーネストでは、国内で非常に人気のあるRPAソフト「Win-Actor」に関する習得プログラムを提供し、段階的に「UIPath」など他のソフトウェアのレッスンも行う予定です。さらに、実際の職場でのインターンシップを通じて、実践的なスキルを磨く機会を設けています。支援事業所であるアーネストキャリアの利用者を対象に、企業での雇用が可能であると判断された発達障害者が対象となります。

成果と今後の展望



すでにRPA NEXT社との提携を結び、このプログラムを通じて新たにRPAエンジニアとして採用された発達障害者もいます。今後も、プログラムを修了した方々が活躍できる職場を確保し、雇用促進に貢献していく方針です。

この取り組みは、発達障害者の就労機会の拡大に向けた重要な一歩と言えるでしょう。私たちは、彼らが持つ特性を生かし、企業において価値を発揮できるよう支援を続けていきます。

会社情報

会社名
株式会社アーネスト
住所
東京都千代田区大手町 2-6-1 朝日生命大手町ビル3F
電話番号
03-5946-8995

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。