感覚のアート展
2024-12-25 16:06:24

今村遼佑と光島貴之による感覚のアート展が渋谷で開催

「今村遼佑×光島貴之感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」



2025年2月15日から5月11日まで、東京・渋谷公園通りギャラリーにおいて「今村遼佑×光島貴之感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」が開催されます。この展覧会は、アートを通じて異なる感覚を持つ人々の視点を見つめ直し、全く新しいアプローチで感覚の多様性を探る試みです。

展覧会のテーマと目的


展覧会タイトルの「〈感覚の点P〉」は、数学における「任意の点P」に由来しています。ここでは、個々の独特な感覚を「点P」に見立てて、様々な感覚を通じて私たちが体験する世界の在り方にアプローチします。美術作家の今村遼佑と光島貴之は、異なる世代やスタンスを持ちながら、互いの感覚を尊重しながらコラボレーションしてきました。

展覧会内容


本展は、二人の作品の展示だけでなく、感覚を巡るリサーチの記録も併せて展示されます。具体的には、今村遼佑のインスタレーション作品や光島貴之のレリーフ作品が並びます。今村の作品では、観客が触れることで反応する仕掛けが施されたおもちゃのピアノ《プリぺアド・トイピアノ》があり、触れることでどのように音が出るかを体験することができます。

光島の作品《さやかに色点字 ― 中原中也の詩集より》は、多様な素材を用いたレリーフで、観客は触れることで光島が感じた世界への理解を深めることができます。展覧会は、触れることをテーマにした作品が多数展示され、参加者は直感的に楽しむことができる環境が整えられています。

また、展覧会期間中は多種多様な参加型プログラムが用意されています。その一つが、美術作家がゲストと共に行う《触覚のテーブル》ワークショップです。このワークショップでは、実際に触れる体験を通じて、感覚の多様性についての理解を深めることができます。この他にも、未来の展示に向けた演奏会や体験会がスケジュールされています。

リサーチの内容


今村と光島のリサーチ活動は、2022年に始まりました。彼らは、辺境の野外彫刻や森の中の木々に触れる活動、さらにはバリアフリーな遊びとしての「スルーネットピンポン」を通じて、見える人や見えない人の感覚の違いや共通点を探索しました。これに関連して、過去のリサーチ活動をまとめた展示も行われ、10件以上のリサーチ記録が一堂に展示されます。

作家プロフィール


今村遼佑は、京都出身の美術作家で、インスタレーションや映像、絵画などを通じて、日常生活の小さな出来事に光を当てています。光島貴之は全盲の美術作家で、触覚を中心に自らの身体感覚を表現した作品を数多く手がけています。二人の出会いは「アートと障害のアーカイブ・京都」プロジェクトを通じてであり、以来、互いの違いから生まれる新たな表現を探し続けています。

開催概要


  • - 会期: 2025年2月15日(土)-5月11日(日)
  • - 開館時間: 11:00-19:00
  • - 休館日: 月曜日(特例開館日あり)
  • - 会場: 東京都渋谷公園通りギャラリー
  • - 入場料: 無料

本展は、選ばれた作品の体験を通じて、感覚の多様性を感じることができる貴重な機会です。ぜひこの展示を訪れて、新たな視点でアートと向き合ってみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
公益財団法人東京都歴史文化財団
住所
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967

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