ザーズラック・エデュケーショナル、社会科学叢書刊行を開始
教養書を扱うオンデマンド出版社、ザーズラック・エデュケーショナル(合同会社ザーズラック)が、11月4日から『ザーズラックの社会科学』という新しい叢書の刊行を開始します。この叢書の目的は、国内外の社会科学に関する知識の発信と、思想家たちへの出版の場を提供することです。また、古典的なパブリックドメインの作品も再版し、学術研究の発展に寄与することを目指しています。
叢書の背景と意義
近年、文部科学大臣からの「文系不要論」についての議論が盛んですが、社会科学の需要は依然として高いことがわかります。若手の文系研究者や在野の思想家による出版活動も増え、数多くの人々の関心を集めています。しかし、出版界も変化し続け、紙媒体の重要性が再評価されています。電子メディアが主流となる中、紙の書籍には著者と読者の両方からの支持が根強く残っています。
インターネットやICTの進展により、情報は効率良く流通するようになりましたが、その半分以上は簡単に忘れ去られてしまうという現実も浮き彫りになっています。ザーズラック・エデュケーショナルは、この流れに抗するため、現代の知識や思想の記録を形ある書籍として世に送り出すことを目指しています。
叢書のラインナップ
『ザーズラックの社会科学』は、特に社会科学に特化した内容の書籍を予定しています。今後、様々な研究者からの原稿を集め、40ページから300ページまで、多様な形式の書籍が逐次刊行される予定です。パブリックドメイン作品の再版も行うことで、過去の学問的な知見を後世に伝えていくことが狙いです。
刊行予定の作品
- - チュチェ思想の原理解説(金 成権著): 11月4日刊行予定
テーマは、チュチェ思想が世界をどのように理解するのかについて。
- - 人類の社会を明るく照らすチュチェののろし(呉 星哲著): 11月20日刊行予定
社会におけるチュチェ思想の意義を探ります。
- - 国と民族の興亡盛衰の基本(申 賢淑、金 蒼景著): 刊行時期未定
国家と民族の盛衰に関する考察を提供します。
- - 自主と繁栄の門は先軍で(金 蒼景著): 刊行時期未定
より良い未来を考えるための作品。
- - 社会主義強盛国家建設(李 静和著): 刊行時期未定
社会主義の理論に基づく国家建設の理念について。
会社概要
ザーズラック・エデュケーショナルは、長野県佐久市に本社を置く企業で、教養図書に特化した出版社として、その出版活動を続けています。代表は福井健一郎氏で、設立は平成29年3月17日です。公式ウェブサイトでは、さらに多くの書籍情報や進捗が公開される予定です。
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このように、ザーズラック・エデュケーショナルは社会科学の重要な知見を広く発信し、学術研究の活性化に寄与することを目指しています。今後の展開にもぜひ注目したいところです。