低価格で進化したAutoCAD互換CAD「ZWCAD with UTooL」リリース

ZWCAD with UTooLの登場

2020年10月、株式会社JMUシステムズは、英国法人CHAM社と共同で新製品「ZWCAD with UTooL」を発表しました。この製品は、AutoCAD互換の高性能2次元CADであるZWCAD Proに、便利な作図機能を追加したバンドル版です。これにより、設計者やエンジニアの生産性を大幅に向上させることが期待されています。

AutoCAD互換CADのニーズ

近年、CAD市場ではコストパフォーマンスの良いソフトウェアの需要が高まっています。特に、AutoCAD互換のCADソフトウェアにおいては、価格帯が高く、多くの利用者が手頃な選択肢を探しています。さらに、既に使っているAutoCADが古くなり、アクティベーションができなくなることで、利用可能なアドオンソフトも制限されるという問題も顕在化しています。

このような背景から、JMUシステムズは「ZWCAD with UTooL」を開発しました。この製品は低価格でありながら、強力な機能を搭載しています。これにより、ユーザーは初期コストを抑えつつ、最新のCAD機能を手軽に利用することができるのです。

特徴と機能

「ZWCAD with UTooL」には、以下の特長があります。

- 手軽なセットアップ: 初期設定が簡単で、CAD初心者でも安心して利用できます。
- 豊富な便利コマンド: 70以上のコマンドが搭載されており、作図効率が格段に向上します。
- 良好な互換性: AutoCADとも高い互換性を持っており、Open DWGフォーマットを採用しているため、AutoCADで作成したデータの編集や保存もスムーズです。

市場の課題と解決策

ZWCAD with UTooLは、特に以下の問題に対処することを目指しています。

- 現行の高機能アドオンソフトの初期設定が煩雑で、利用が困難な状況を解消。
- AutoCAD LTでは動かないアドオンソフトの代替となり、定型業務を効率化。

これにより、設計者は導入初日からでも利便性を享受でき、長期的なライセンス利用が保証されます。特に、コストを抑えつつ、高度な機能を利用したいというニーズに応える製品となっています。

プロダクト情報と価格

「ZWCAD with UTooL」の価格は、本体164,000円（税別）、バージョンアップ版は54,000円（税別）です。2020年10月30日より出荷が開始され、初年度には100ライセンスの販売を見込んでいます。

JMUシステムズは、設計実務に即したCADのカスタマイズを手掛けており、長年の経験を活かしてこの新製品をお客様にお届けします。また、導入後も充実したサポート体制を整えており、安心してご利用いただけます。