映画『矢野くんの普通の日々』がZ世代とともに歩む新しいプロモーション
2024年11月15日に公開される映画『矢野くんの普通の日々』が、従来のプロモーション手法を超えた革新的な取り組みで注目を集めています。映画配給を手掛ける松竹株式会社と、マーケティング会社である株式会社アイモバイル、GEM Partners株式会社が連携し、Z世代に人気のSNS「BeReal.」を初めて映画プロモーションに取り入れました。
BeReal.がもたらした新たなスタイル
「BeReal.」は2020年にフランスで登場した新感覚のSNSで、ユーザーが1日1回の限定的なタイミングに写真を投稿するという特異なスタイルが特徴です。このアプリは特に14歳から27歳のZ世代に支持されており、ユーザーの97%がこの年代に属しています。
映画『矢野くんの普通の日々』は、高校生の日常を描いており、そのテーマが「BeReal.」のユーザー層と見事に適合します。プランニングを担当したアイモバイルは、この親和性を強く意識したプロモーションを展開しました。
見事な成果を挙げたプロモーション戦略
本プロモーションでは、映画のリーチ数は250万を超え、クリック率(CTR)は4%以上という結果を残しました。これにより、公開初週の映画動員ランキングではTOP5に入るなど、映画の認知度が大幅に向上しました。この成功は、「BeReal.」を含む多岐にわたるプロモーション手法が寄与したことを示しています。
映画の内容は、毎日何かと不運に見舞われる高校生・矢野くんと、彼を支える心配性のクラス委員長・吉田さん、さらには仲間たちの日常を描いたミラクルピュアラブストーリーです。主演はダンス&ボーカルグループFANTASTICS from EXILEのボーカルとしても知られる八木勇征が務めています。
SNS活用の重要性
アイモバイルはこの成功を踏まえ、今後も新興媒体を使ったプロモーションやSNSマーケティングに注力し、クライアントに対して最適なプランを提案する方針です。また、GEM Partnersも新たなメディア情報の収集に努め、サービスの向上を目指しています。両社は今後も積極的に新手法の開発に取り組んでいくことでしょう。
まとめ
このように、映画『矢野くんの普通の日々』のプロモーションは、現代のZ世代に向けた効果的な方法を示した例として業界内で注目されています。今後もSNSの活用が各業界で進む中、アイモバイルとGEM Partnersの取り組みが新たな注目を集めることになるでしょう。
©2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 ©田村結衣/講談社