Arupが日本で新たな一歩を踏み出す
国際的なエンジニアリング及びコンサルティング企業であるArupが、2025年4月1日付で城所竜太氏を日本の代表に任命することを発表しました。Arupは、2024年に日本進出35周年を迎える中で、業界内での地位をますます強化しています。城所氏は、2000年の入社以来、「犬島精錬所美術館」や「静岡県富士山世界遺産センター」などの重要なプロジェクトに携わり、建築エンジニアリング分野で顕著な実績をあげてきました。
城所竜太の背景と経験
城所氏は、アメリカ・ニューヨーク出身で、1998年にコーネル大学を卒業後、ニューヨークのThornton Tomasettiに勤務。その後、2000年に日本に移住し、Arupへ入社しました。彼のキャリアの中で、複数の賞も受賞しており、その能力は業界内で高く評価されています。今回の任命は、彼の豊かな経験と専門性を基にしたもので、日本国内外での事業推進を期待されています。
Arupのサービスと成長戦略
Arupは、日本において多様なサービスを提供しています。具体的には、構造設計や環境設備設計、ファサードエンジニアリングなどのビルディングエンジニアリング、プロジェクトマネジメント、ESGアドバイザリー、鉄道関連のエンジニアリングなど、多岐にわたります。近年では、洋上風力発電を含むエネルギー関連のサービスも展開し、公共交通のインフラ整備にも力を入れています。
今後の城所氏のリーダーシップの下、特にエネルギー関連業務や鉄道分野での日本の技術を国際的に発信するために、日本企業の海外進出をサポートする取り組みが強化される見込みです。また、ESG戦略や持続的成長を重視し、環境に配慮したプロジェクトを推進する姿勢も示されています。
知見と実績を活かした取り組み
城所氏は、グローバルとローカルの知見を活かして、アウトバウンド支援を推進する意向を示しています。特に、日本のインフラ輸出戦略を支えるために、国内企業が持つ高い技術と知識を世界に広める役割を果たすことが重要です。これにより、日本市場に最適化した高品質なサービスを提供し続けることで、Arupのプレゼンスをさらなる高みへと引き上げていくことが期待されています。
Arupは、国内外の幅広い知見と専門技術を駆使して、持続可能な建築環境の実現へ向けたサポートを続けるとともに、日本市場においてもその成果を積み重ねていくことでしょう。
Arupについて
Arupは、世界34カ国に18,000名以上の専門スタッフを抱える国際的なエンジニアリング・コンサルティング会社で、建築、土木、鉄道、エネルギー分野における技術設計やプロジェクトマネジメント、デジタルソリューションの提供を行っています。1989年に設立された日本法人は、社内のシステムや国際的なネットワークを活かし、案件ごとの柔軟な対応ができる体制を整えています。
新たな状況が浮かび上がる中、Arupはその道を開くべく、城所氏のリーダーシップのもとで、挑戦と成長を続けていくことが期待されています。