「無印良品 グランフロント大阪」に新しい健康支援施設が誕生
2023年9月6日、無印良品を運営する株式会社良品計画が、大阪市北区のグランフロント大阪に新しい健康支援施設「まちの保健室」をオープンしました。この施設は、街の人々が健康的な生活を送るために必要な商品や情報、サービスを提供することを目的としたものです。
健康的なライフスタイルをサポート
「まちの保健室」はもともと2021年に新潟県上越市に初めて登場しましたが、その後も広島などで展開されてきました。今回の大阪拠点は、都市部初の試みとなります。梅田駅周辺という人通りの多い立地を活かし、忙しいビジネスパーソンや子育て世代が気軽に健康問題にアプローチできる場を提供することを目指しています。
利用者からのフィードバックとして最も多かったのは「女性特有の悩み」、「睡眠」に関することでした。このため、グランフロント大阪の「まちの保健室」では、女性が抱える健康に関するニーズに応える商品やサービスを充実させています。
様々な健康関連商品と専門家のサポート
「まちの保健室」では、漢方薬や和漢茶など健康をサポートする商品が揃い、専門家による無料健康相談も提供されます。その上で、ヨガや薬膳セミナー、ウォーキングイベントなども定期的に開催されるため、地域とのコミュニケーションの場としても利用されます。
新たに設置された「まちの保健室」では、使いやすさが重点に置かれ、店舗の売り場と行き来しやすいレイアウトが採用されています。これは、買い物ついでに健康について考えることができる環境を提供するためです。
漢方薬のバリエーションが拡充
ここでは、月経や更年期に関連する悩みに加え、不眠やストレスに関する悩みを解決するための漢方薬も新たに取り入れています。さらには、購入しやすさを考慮し、従来の14日分から3日分まで選べる分割販売も開始しました。
最新の健康測定機器を導入
「まちの保健室」には、血圧計や体組成計、肌年齢測定器などの健康測定機器が設置されており、気軽に自分の健康状態をチェックできます。この測定機器は店舗内のさまざまな場所に設置されており、買い物の合間に健康に対する意識を高めることができる工夫がなされています。
利便性を考慮した「KAMPO X」という漢方業務支援ソフトウェアも導入され、専門家が適切な漢方薬を提案できるようにスムーズな情報提供が行われます。このような支援により、より多くの顧客が健康的な選択をするための手助けが期待されています。
地域の健康を共に支える活動の拡大
今後良品計画は、「まちの保健室」の活動を通じて得られる顧客の声を基に、さらなる設置拡大や新たな商品・サービスの開発を進めるとしています。これにより、地域の皆様が健やかな生活を送るための一助になることを目指します。特に健康やライフスタイルに注目が集まる中で、このような取り組みがどのように発展していくのか、今後の動向が注目されます。