人事評価・タレントマネジメントシステムの進化
はじめに
日本の大企業における人事部門のデジタル化が加速しています。「はたらいて、笑おう。」を目指すパーソルワークスイッチコンサルティング株式会社(以下、パーソルWSC)の調査によれば、大企業の約半数が人事評価やタレントマネジメントシステムを導入しているとのことです。
調査の背景
今回の調査は、1,000人以上の従業員を抱える企業を対象に、企業の人事部門における体制や業務に焦点を当てた内容となっています。特に人事部門では、IT投資に対する予算不足や人員不足が顕著であり、大企業の人事業務は内製化とアウトソーシングのバランスが模索されています。
主な調査結果
1. 人事部門の人員不足
調査によると、回答企業の半数以上が海外人事以外の機能において人員不足を訴えています。特に採用や人事企画に関しては「足りていない」との回答が2割を超えています。
2. 人事部門の予算規模
また、全体の3割超の企業が人事部門の運営費用、特に人件費やITシステム費が不足していると指摘しています。前回調査と比較すると、これらの不足感が高まっていることが分かります。
3. アウトソーシングの導入
さらに、育成・研修や社会保険、給与計算などの業務をアウトソーシングする企業が増加傾向にあります。「育成・研修」においては約2割増加したとのことです。これにより、人事部門の業務の効率化が図られています。
4. IT・デジタルの活用
人事部門が利用しているITシステムには、勤怠管理や給与計算が一般的です。注目すべきは、人事評価やタレントマネジメントシステムの導入率が前回より約2割増加した点で、今後のIT活用が鍵となるでしょう。
5. Well-beingの取り組み
調査によると、大企業の約5割が従業員のWell-being向上に取り組んでいるとの結果も得られています。特に上場企業は、未上場企業よりも高い割合で積極的に施策を進めているようです。
結論
今回の調査結果から、大企業の人事部門が抱える課題や取り組みの実態が浮き彫りになりました。人事評価やタレントマネジメントシステムの導入により、企業はより効率的な人事戦略を築いていく必要があります。また、デジタル化を進める中で、専門のコンサルティング会社と連携し、適切な施策を講じることが重要です。
人事部門においては、ビジョンとデータを融合させたアプローチが求められており、これからの人事戦略の鍵となるでしょう。今後の動向に目が離せません。