YouTuberによる新しい採用手法で不動産業界に革新を

新たな時代の不動産採用手法

2025年8月より、東京・渋谷区にあるらくだ不動産株式会社が新しい採用手法『YouTuber一本勝負〜道場破り〜』を始めました。従来のように履歴書や職務経歴書を求めるのではなく、応募者はたった一本のYouTube動画で自身をアピールします。この手法が生まれた背景には何があるのでしょうか。

不動産業界の変化

近年、不動産業界は「何を買うか」から「誰から買うか」へとシフトしています。消費者にとって、高額な商品である不動産の購入時に重要なのは、物件の情報だけでなく、その情報を伝える人の人柄です。特に、YouTubeやSNSで発信を行っている人への信頼が高まっていることが、この新たな採用手法の根底にあると考えられます。

動画で評価する理由

従来の選考方法では、書類の内容や面接での実績のみが評価されてきましたが、これでは応募者の「発信力」や「価値観の示し方」の本質は見えません。らくだ不動産では、動画によって応募者の魅力を直接感じられるようになり、企画力や構成力、発信力を測ることができると考えています。また、その人の熱意が動画を通じて伝わることで、業界に必要な新しい風を吹き込む仲間を求めています。

『YouTuber一本勝負〜道場破り〜』の詳細

この採用企画では、書類の提出は一切不要です。最初の段階で必要なのは、1本のYouTube動画と1回の面談のみ。合格すると最終面談に進むことができます。すでに年間600本以上の動画を公開し、問い合わせの50%以上がYouTubeから来ているらくだ不動産にとって、この採用手法は自身のビジョンに合ったものとして捉えられています。

不動産業界の新しい風を

この新たな選考方法を通じて、らくだ不動産は、自社の理念に共鳴する人材を見つけ、不動産業界に変革をもたらそうとしています。それは、ただの職務経歴書ではなく、応募者が真摯に不動産業界に寄せる想いや独創的な視点を重視するということです。これにより、固定観念を打ち破り、新しい価値を生み出す仲間を迎え入れ、さらなる成長を目指すのです。

らくだ不動産の魅力

らくだ不動産は、親会社である「さくら事務所」との連携により、エージェント型サービスを提供する不動産会社として、多様な知識と経験を活かしています。「売るべきか・買うべきか」という相談を受けながら、資産コンサルティングやセカンドオピニオンサービスも手掛け、顧客のニーズに応じた的確なアドバイスを行っています。広告を一切かけずに、累計15,000件以上の相談を受けている実績もあり、業界内での信頼性が高いことがうかがえます。

まとめ

『YouTuber一本勝負〜道場破り〜』は、不動産業界に新たな風を吹き込む革新的な採用手法として今後注目を浴びるでしょう。動画選考によって、多様な人材を確保し、より柔軟で迅速な対応が求められる不動産業界での競争力を高めていく。その過程が、これからの不動産購入者にとってもより良い選択肢を提供することにつながると期待されます。採用を通じて、らくだ不動産は自身の成長をも促し、業界の変革に立ち向かっていく所存です。