認知症対策で協業
2024-07-24 18:11:47

エーザイとエコナビスタが認知症対策で協業!新たなエコシステム構築へ

エーザイとエコナビスタの協業による認知症エコシステムの構築



日本の高齢社会において、認知症は深刻な社会問題となっています。この問題に対処するため、エーザイ株式会社とエコナビスタ株式会社が業務提携契約を結び、互いの強みを活かして認知症に対するエコシステムを構築するプロジェクトが始まりました。この取り組みは高齢者の健康状態を可視化し、認知機能の変化に早期に気づくための実証実験を含んでいます。

両社の強みを活かした新たな挑戦



エーザイは、認知症やその他神経領域の創薬活動および疾患啓発に長年取り組んできた企業であり、特に「のうKNOW®」という脳の健康度をチェックするデジタルツールを開発しました。一方、エコナビスタは、高齢者の生活習慣や睡眠データを分析する「ライフリズムナビ®」を提供し、介護現場での見守りサービスを展開しています。これらの製品を組み合わせ、認知機能の変化を早期に発見し、軽度認知障害(MCI)や認知症の兆候を検出することを目指します。

実証実験の概要



今回の協業においては、最大200の高齢者施設を対象にした実証実験が計画されています。「ライフリズムナビ」を導入している施設では、入居者の健康データを継続的に収集・解析し、認知機能の状態を監視。これにより、日常生活の中での認知機能の変化に対する気づきを促します。入居者が長期にわたり施設にいる場合、認知機能の変化に気付く機会が限られており、軽度認知障害や認知症が進行してしまうことが多い中、こうした取り組みが重要です。

健康と安心を提供する未来への一歩



エーザイは、「ヒューマン・ヘルスケア」という理念のもと、患者や生活者の健康を重視した新薬の開発を進めています。また、エコナビスタは「睡眠解析技術」で健康と安心の提供を目指しており、AIを用いた健康状態の予測によって認知症予測モデルの構築も進めています。

今回の提携を通じて、両社は認知症エコシステムを構築することで、相互に社会課題の解決に貢献し、より多くの高齢者が健康な生活を送れるよう寄与することを目指しています。このような取り組みは、超高齢化社会においてますます重要となるでしょう。

まとめ



エーザイとエコナビスタの業務提携は、認知症に対する社会的な意識を高めるとともに、その解決に向けた新たな道を切り拓くものです。今後の実証実験の結果にも注目が集まります。両社の取り組みが、日本の高齢者とその家族にとって、より良い未来をもたらすことを期待したいです。


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会社情報

会社名
エコナビスタ株式会社
住所
東京都千代田区紀尾井町3-1KKDビル6F
電話番号
03-6206-9207

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