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ハリマ化成が開発した画期的な銀ナノ抗菌液「HARITECT」

ハリマ化成グループ株式会社が、同社初の銀ナノ抗菌液「HARITECT」を発表しました。この新製品は、銀ナノ粒子の合成技術を基にしており、細菌やカビの増殖を長期間抑えることができます。特に抗菌性と耐久性に富んでおり、多岐にわたる用途での導入が期待されています。

HARITECTの特長

新製品「HARITECT」は、いくつかの優れた特性を持っています。まず、銀由来の細菌の抑制効果があることに加え、ナノ粒子の特性を生かした密着力を兼ね備えています。具体的には以下の点が挙げられます。

1. 高い抗菌性を発揮
当社の独自技術により、粒子サイズが5ナノメートルまで小さくなったことで、優れた抗菌性を実現しました。

2. ヌメリやカビの増殖を抑制
水回りや他の場所における微生物によるヌメリ（バイオフィルム）の形成やカビの増殖を、50%未満に抑え込むことができます。

3. 持続する抗菌効果
塗布後、様々な環境条件下でも抗菌効果が持続するため、特に耐水性や耐摩擦性に優れています。実際、温度変化や摩擦、水への曝露があっても、効果が失われることはありません。

4. 持続期間が6ヶ月以上
塗布後の抗菌効果は、6ヶ月以上持続することが実証されています。

5. 用途に応じた溶剤対応
基本的にはエタノールを分散媒として使用していますが、使用用途に合わせて様々な溶剤への変更が可能で、広範囲に応用できる柔軟性があります。

主な利用方法

「HARITECT」は、以下のようなさまざまな用途に活用できます：

• - 抗菌や防カビスプレーの有効成分として
• - 特定の表面へ抗菌性・防カビ性を付与するコーティング剤として
• - エアコンフィルターや窓ガラス用パッキンの防カビ剤
• - 一般的にお手入れが難しい部分に対する抗菌・防カビ剤として

当社の銀ナノ粒子合成技術について

ハリマ化成株式会社は、これまでにも銀ナノ粒子の合成技術を確立してきました。この技術は、主に電子材料の分野で展開されており、「銀ナノペースト」として電子基板の配線形成などにも利用されています。本製品が持つ可能性を更に広げ、「HARITECT」を衛生業界への展開も図っていきます。

まとめ

ハリマ化成の「HARITECT」は、抗菌性・防カビ性に優れ、さまざまな用途に利用できる銀ナノ抗菌液です。この新たな技術を生かし、より清潔な環境を提供することで、消費者の生活の質を向上させることでしょう。今後の展開に注目です。

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