制御用PCIeカード
2025-09-04 09:19:00

PCの負荷を最小限に抑える新技術「スタンドアロン型制御用PCIeカード」

製造業の未来を支える最新技術



近年、製造業界では生産装置やラインが高度化しており、特に多軸ロボットの高精度同期制御や画像データ活用が盛んです。このようにネットワークを介して扱われる制御データ量は急激に増えており、それに対する対策が求められています。

制御システムのPC化の加速



これまでPLCが担ってきた装置間の同期や動作制御に加え、現在は産業用PCを用いた制御システムの導入が進むにつれ、高機能が求められるようになりました。特に、高解像度での画像解析、多軸モーションのフィードバックやセンサーの高周波サンプリングといった高負荷な処理によって、CPUや通信帯域への負担が大きく増しています。これにより、要求される性能が安定しない問題も発生しているのです。

増大する負荷の課題



PCの性能向上やマルチコア構造、リアルタイムOSの導入によって一時的には解決を図りましたが、それだけでは根本的な解決には至りませんでした。複雑化したシステムや配線の迷路化は、逆に信頼性や稼働の安定性にも悪影響を及ぼす事例が増えています。

スタンドアロン型制御用PCIeカードの導入



そこで今回のウェビナーでは、CC-Link IE TSNに対応したスタンドアロン型制御用PCIeカード『AdEXP1589』の活用方法を紹介します。このカードは、PCに増設する形式で、CPU負荷を減少させつつ、高速で大容量、かつ高精度な同期制御通信を実現可能です。

特徴とメリット



具体的には、『AdEXP1589』は1Gbpsの通信能力と、装置間の同期精度±1µs以下を実現し、重要な制御通信や演算処理の一部をカード内専用プロセッサに任せることができます。これにより、PCの負荷が大きく減少し、ジッタや応答遅延も抑えられ、より安定した長期運用が可能となります。

対象者



このセミナーは以下のような方々に最適です:
  • - 多軸モーション制御または装置間の同期制御を行う製造装置メーカーの開発・設計担当者
  • - 制御データの増加によるタクト短縮や応答安定化に課題を感じている生産技術エンジニア
  • - CC-Link IE TSNネットワークの導入を考えている方
  • -産業用PCベースの制御システムの性能向上を図りたい方
  • - システムの更新・改修にかかるコストを削減したい方

開催詳細とお申し込み



本ウェビナーは株式会社アドバネットが主催し、CC-Link協会およびマジセミによって協力されています。詳細や参加申し込みは、マジセミの公式ウェブサイトから確認できます。

今後も関連した価値あるウェビナーを企画していく予定ですので、お見逃しなく!


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会社情報

会社名
マジセミ株式会社
住所
東京都港区海岸一丁目2-20汐留ビルディング3階
電話番号
03-6721-8548

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