ワールドサプライとナブラワークス、入退館管理を進化させる提携を発表

ワールドサプライとナブラワークス、商業施設での入退館管理を高度化

2023年7月1日、株式会社ワールドサプライとナブラワークス株式会社は、商業施設内における入退館管理の高度化を図るための協業契約を締結しました。この提携により、両社は最新の技術を駆使して、快適かつ安全な施設運営を実現することを目指しています。

協業の背景と目的

ワールドサプライは、全国120か所以上の商業施設で運営されるFLS（Facility Logistics Support）事業を展開しており、円滑な施設運営とセキュリティ確保のためのさまざまなサービスを提供しています。今回の協業では、特に入退館受付業務に焦点を当てており、入館者や受付担当者の両方の負担軽減を図ります。さらに、ナブラワークスが持つ高度な画像認識AI技術を活用することで、より進化した入退館管理システムの構築を目指しています。

館内物流サービスの重要性

ワールドサプライのFLS事業は、大型・複合商業施設において荷物の納品を管理する重要な役割も果たしています。運送会社から施設内のテナントへと届けられる荷物を適切に集約し、指定の配送業者として店舗に配送されています。このシステムにより、運送会社のトラックを納入口で待機させる必要がなくなり、スムーズな納品が可能になります。また、トラックの数が減ることで、施設内の安全性とセキュリティが向上する利点もあります。

環境への配慮

物流サービスの導入により、トラックの待機時間が短縮され、これに伴うCO₂排出量の削減も期待されています。流通業界が直面する環境問題に対して、社会的な責任を持つ企業としての取り組みを推進しているのです。さらに、トラックドライバーの労働時間短縮や、施設周辺の交通渋滞の緩和も重要なテーマになります。

今後の展開とオープンイノベーション

両社は、SGホールディングスグループの経営資源と外部企業からの新しいアイデアと技術を融合させるオープンイノベーションプログラム「HIKYAKU LABO 2024」を通じて、この協業を進めています。今後、ワールドサプライが全国の各拠点で実証実験を行い、実際の運用テストを行いながら、さらなるサービス向上を図る予定です。