ゼロイチキャピタルが切り開くスタートアップ支援の新時代
創業前後のスタートアップを支援する独立系ベンチャーキャピタル「ゼロイチキャピタル」が、2021年5月21日に1号ファンドを設立しました。このファンドは、シード期からのスタートアップをターゲットにしたもので、創業者に対し多角的なサポートを提供することを目的としています。出資約束金総額は5億1千万円で、最終的な募集総額は10億円を目指しています。
ゼロイチキャピタルとは
ゼロイチキャピタルは、インターネットや研究開発型のスタートアップを中心に、初期投資を行います。起業家が事業をスタートする際の最初の伴走者として、事業プランの立案や設立手続き、資金調達の支援など、幅広い領域で起業家をサポートします。彼らは、シリーズAラウンドへの早期到達を目指し、成長の支援も積極的に行います。
社会に変革をもたらすスタートアップを支援
ゼロイチキャピタルが特に注目しているのは、コロナ禍による人々の行動や価値観の変化、さらにSDGsの実現に向けた企業の取り組みです。そうした変化に敏感に反応し、社会に大きな影響を与えるテーマに取り組むスタートアップを全面的に支援します。
投資対象分野
ゼロイチキャピタルの投資対象は、以下のように多岐にわたります。
- - E-Commerce: オンラインとオフラインの購買体験を向上させるスタートアップ。
- - Entertainment: 先進の娯楽体験を提供し、世代のニーズに応える新興企業。
- - Digital Health: 高齢化に伴う医療業界の課題を解決するための革新を追求する企業。
- - Industry Dx: 特定産業の効率化や高度化を目指す起業家。
- - DeepTech: アカデミアの研究をビジネスとして構築しようとする起業家。
スタートアップへの手厚い支援
ゼロイチキャピタルの代表パートナーである種市亮氏は、これまで30社以上のスタートアップに出資し、事業プランや成長戦略についての支援を行ってきました。彼は徹底したハンズオンスタイルを特徴とし、起業家と共に実際の業務をサポートしていきます。具体的には、事業プランの立案から、創業チームの形成、資金調達戦略の策定、さらには組織や人材関連の支援まで、幅広い領域での支援を行います。
今後の展望
ゼロイチキャピタルは今後、10億円を上限として更なる資金調達を行い、将来的にはより多くの有望なスタートアップを育成していく予定です。彼らの活動は、新しいビジネスの創造や、社会の変革につながることが期待されています。日本のスタートアップシーンの中で、ゼロイチキャピタルの動きには今後も目が離せません。
新しいビジネスを模索している起業家たち、またその支援を考えている投資家たちにとって、ゼロイチキャピタルは注目すべき存在となるでしょう。