若手富裕層に急増する共同オーナー型サービス
株式会社RENDEZ-VOUS(以下、ランデヴー)は、6月末に新たに導入した共同オーナー型の自動車サービスが波紋を呼んでいる。開始からわずか3ヶ月で、申込車両数は300台を超え、その人気は加速中だ。このサービスは、特に希少性の高いスポーツカーやオープンカーの需要を捉えている。
共同オーナー型サービスの魅力
ランデヴーが提供する共同オーナー型サービスは、自動車の購入や維持に関する経済的負担を大幅に軽減する。このサービスの最大の魅力は、利用者が定額制で365日24時間、自分の好みの車を利用できる点にある。そのため、多くのユーザーが新しいスタイルのカーライフに興味を持つようになった。
1日の単位で借りるレンタカーとは異なり、ユーザーは1週間単位で自分の生活に合わせて車を入れ替えることができる。また、好きな時に利用できる気軽さも、多忙なライフスタイルを送る若手富裕層には大変好評である。
高まる共同オーナーへの関心
利用者は圧倒的に男性が多く、人気のボディータイプはスポーツカーやオープンカーだ。特に800〜1000万円程度の高級車に対するニーズが目立っており、月額費用は約5万円と手頃だ。また、車両が明確でなくても、ボディータイプやトランスミッション、予算の範囲を指定するだけで申し込みが可能。これにより、ユーザーは意外な車に出会える楽しみも味わえる。
浅岡代表のコメント
代表の浅岡亮太は、現在の好調な申し込み状況について「自動車の平均稼働率はたった4.2%です。セカンドカーを単独で所有することの金銭的なハードルの高さが、従来の購入を敬遠させている要因です。しかし、共同オーナー型を採用することで、その負担を大幅に軽減し、セカンドカー購入の一歩を踏み出す方が増えています」と語る。
さらに、「メンテナンスや駐車場の確保、税金・保険などの手間から解放されることで、多くの方に受け入れられています。今後は『好き』や『憧れ』を重視したセカンドカーの提案に力を入れていきたい」と意気込みを見せる。
車両導入の進捗
株式会社ランデヴーは、すでにDMCデロリアンやポルシェ911(930)など計10台の車両を仕入れ、一部の車両は既にオーナーに納車を開始している。さらに、フェラーリ458やランボルギーニウラカン、日産GT-R、マツダRX-7など、今後も30台以上の新車両を導入予定だ。これにより、利用者にとってより華やかで多様な選択肢が提供されることになる。
この新しい共同オーナー型の自動車サービスは、若手富裕層を中心に新たなカーライフのスタイルを生み出しつつある。夢の車を手軽に楽しむ時代が到来したと言えるかもしれない。