親子で新たな人生を求めて
元新聞記者の浦上早苗氏の著書、
『崖っぷち母子、仕事と子育てに詰んで中国へ飛ぶ』は、未婚の母が中国に渡り、仕事と育児の両立に挑む実体験を綴った感動的な物語です。本書は
2024年10月19日 に発売予定で、中国での生活や留学生活のリアルを描いています。
未婚の母としての挑戦
浦上氏は、新卒で新聞社に入社して10年、仕事に追われる日々を送りながらも息子の育児に専念する日々を送っていました。しかし、育児と仕事の板挟みに苦しみ、自らが日本社会の狭い常識に縛られていることに気付くのです。不安と悩みの日々の中、ついに会社を辞め、子連れで中国に渡る決意をしました。
中国での新たな発見
中国に到着した浦上氏は、初日は緊張や不安でひしめく心の中で、新たな挑戦の始まりを感じることになります。「自由のない」と言われる中国で、生き生きと暮らす人々との出会いが彼女を新たな視点へ導きます。彼女は、自由を持たないように見える環境でも、実は内面的な自由を求めることや、社会からの圧力に縛られている自分自身にも気づかされるのです。
留学生活のリアル
著書では、アフリカ人ばかりが住む学生寮での生活や、文化の違いに戸惑う様子が生き生きと描写されています。言語の壁や異文化の衝撃、新たな友達との出会いなど、毎日が新しい挑戦の連続です。日本とは全く異なる教育やビジネス文化に触れることで、彼女は各国の文化についての理解を深め、視野を広げていきます。
文化の違いを受け入れる
中国での生活は決して楽ではありませんでした。言語の壁や共同生活のストレス、異国の文化に慣れるまでの時間が必要でしたが、浦上氏はその中で多くの学びを得ていきます。例えば、「見知らぬ人」と「友達」の二極的な関係や、融通の利く教え合いが織り成す中国人のビジネススタイルは、日本のそれとは大きく異なる点です。
子育てと仕事の両立
「鬱陶しいほどのお節介」と「雑さ」が彼女を助け、逆に仕事と子育てを楽にしてくれた一つのヒントを与えてくれます。著書の中では、同じように悩みながらも、多様な価値観を受け入れ解決策を見出していく様子が描かれています。やがて、彼女は自分自身のキャリアや人生が新たに続いていくことに気づくのです。
終わりに
この本は、育児や仕事に追われている多くの方々へ勇気を与える内容となっています。浦上氏の体験を通して、読者は新たな視点や価値観を得ることでしょう。ぜひ、多くの方に手に取っていただきたい一冊です。