東京都新宿区に本社を置くボールドライト株式会社が展開する観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」が、東京都の令和6年度「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」に選出されました。このプロジェクトは、都庁が抱える課題解決を目指し、優秀なスタートアップと連携して進められるものです。ボールドライトは、今回のプロジェクトを通じて、東京に数多く残る文化財の認知度を高めるためのデジタルコンテンツの開発に取り組みます。
特に、教育庁地域教育支援部から提案されたテーマのもと、文化財に対する関心を喚起し、訪れてみたいと思えるような観光資源のデジタル化を目指します。これにより、文化財の魅力を伝え、観光の活性化につながることを期待しています。
東京都では、文化財情報の管理に多くのコストをかけている現状があり、広報活動が疎かになっています。この結果、文化財の認知度が低くなっている問題を抱えています。ボールドライトは、「プラチナマップ」を中心にデジタルマップの構築・文化財管理システムの新規開発という2つのポイントから、この課題にアプローチします。
まず、文化財の訪問率を向上させるために、東京都内の文化財を集めたデジタルマップの構築が行われます。次に、文化財管理の効率化を実現するために、マップとウェブサイトの情報が自動的に連携するシステムが開発される予定です。これにより、情報の更新や管理が格段に便利になります。
さらに、ボールドライトは、2024年の東京文化財ウィークに合わせて、特別公開の期間限定で「東京文化財マップ」を公開します。具体的には、10月24日から11月4日までの期間中に、マップを利用して都内で特別公開中の文化財の魅力が紹介されるとともに、見学事前に必要な情報も確認できるようになります。これにより、来場者は文化財の成り立ちや見どころ、最新の公開日程、駐車場の有無などを手軽に把握できるようになります。
特別公開事業は、2024年10月26日から11月4日までの10日間にわたって開催されますが、各文化財ごとに公開日や期間が異なるため、あらかじめ最新情報を確認することが大切です。ボールドライトは、今後も都内の文化財を対象にした通年公開マップの提供を予定しており、詳細が決まり次第お知らせするとのことです。
観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」は、オリジナルデジタルマップの作成をサポートする機能が充実しており、観光振興に特化した多彩な機能も実装されています。スタンプラリーやクーポン機能、混雑情報の配信など、観光客にとって役立つ情報が盛り込まれています。ボールドライトは、今後も観光DXを推進し、文化財の魅力を広くアピールしていくことでしょう。