京都に新たに誕生したデジタル茶室で心和むひとときを体験

京都の新しい宿泊体験「茶幻〜sagen〜」

京都市内に位置する「HANARE by Tokyu Stay」がリニューアルし、宿泊者限定のデジタル茶室「茶幻〜sagen〜」をオープンしました。これにより、伝統的な茶道を現代的な形で体験できる新しいコンテンツが提供されます。

伝統とテクノロジーの融合

「茶幻〜sagen〜」は、約21㎡の改装された客室を利用した、デジタル技術が駆使された茶室です。ここでは、映像や音響、光の演出を通じて、従来の茶道では味わえない没入感を体験することができます。茶道の歴史や精神を、ただ観るだけではなく、実際に自分で茶を点て、味わうことも可能です。この新たな試みは、京都の伝統文化を深く理解したい国内外の旅行者にとって、非常に魅力的な体験となるでしょう。

茶道の監修には、三斎流観翠庵の梅村尚子氏が携わっており、本格的でありながらもリラックスした雰囲気の中で、誰でも楽しめる設計が特徴です。これにより、初心者でも安心して茶道体験ができます。

魅力的なプログラム内容

このデジタル茶室体験は、約30分間にわたり進行し、最大5人までのグループが参加できます。体験は以下の四つのステップで構成されています。

1. 茶道の歴史に触れる導入体験
水墨画のような映像表現を通して、茶の湯の起源や精神を学びます。

2. お点前披露
等身大の映像で茶道のお点前を観賞し、茶道の実際の所作を間近で体感します。

3. 自分でお茶を点てる体験
映像を見ながら、自分の手で一服のお茶を点てます。これにより、実際の茶道の手法を学ぶことができるのです。

4. 点てたお茶を味わう
自ら点てたお茶を、四季折々の日本の自然を映し出す映像に包まれながら味わう時間が提供されます。この体験は、心安らぐひとときを提供します。

インタラクティブな体験

「茶幻〜sagen〜」は宿泊者専用の予約制ですが、さらに気軽に参加できるインタラクティブ体験型コンテンツも用意されています。これにより、インバウンド旅行者や京都を訪れる国内のお客様にも楽しんでいただける機会を提供します。

新しい文化価値の提供

株式会社ワントゥーテンと東急リゾーツ＆ステイは、長期滞在にも最適な快適な環境を提供し、文化的な体験を深めることで、国内外のお客様に新しい京都滞在の価値を提供することを目指しています。「茶幻〜sagen〜」は、その一環として開発されたもので、現代的な解釈で伝統文化の入り口を開いています。

今後もワントゥーテンは、国内外の宿泊施設に向けて、より快適で魅力的なホテル体験の実現を目指し、デジタルコンテンツの開発を推進していく方針です。