イタリア名門エンジンオイルブランドeniが日本初上陸
イタリアのエンジンオイルブランド「eni(エニ)」が、日本市場に本格的に登場しました。このブランドは、イタリア国内ではすでに「Agip(アジップ)」と統合を果たしており、2011年4月からは日本国内でも順次統合が進められます。新しいラインアップとして展開されるのは、eniの世界戦略商品『i-Sint(アイシント)』シリーズです。
Agipの歴史とブランド統合
「Agip」は、1926年に設立されたイタリアの国営石油企業で、F-1のフェラーリチームへの技術サポートを通じて、高性能なエンジンオイルの地位を築いてきました。2003年にイタリアの最大手エネルギー企業eniに統合され、その後、国内外でのブランド統一が進められています。これにより、日本国内でも「Agip」が「eni」に生まれ変わることになりました。
新シリーズ:i-Sint(アイシント)
新たに発表された『i-Sint』シリーズは、顧客のニーズに対応した多様な製品ラインナップを誇ります。このシリーズは、エンジンの保護性能や省燃費性能を向上させた新商品群で構成されており、全10アイテムが用意されています。それぞれのアイテムは、curaの使用状況に応じた4タイプに分類されています:
- - super eco: 超低排出ガス車に適応する0W-20、5W-20指定
- - long driving: 長距離走行に最適
- - town use: 街乗りに適した商品
- - sports driving: スポーツ走行に向けた製品
これにより、エコブームやスポーツ走行を楽しむユーザーに幅広くアプローチしています。
ブランドロゴと商品名の変更
「Agip」のシンボリックなロゴ“炎を吐く犬”は、残しつつ新たに「eni」のロゴに変更されました。この改良はイタリア本国で既に行われており、日本でも順次導入されていきます。加えて、商品名も「Agip」から「i-Sint」に切り替えられ、さらに進化した商品情報や特長が明確に伝えられるように配慮されています。
性能向上のポイント
新しいi-Sintシリーズは、アメリカ石油協会が設定したAPI最新規格「SN」を取得しており、これによってエンジン保護性や省燃費性が飛躍的に向上しています。主なポイントとして、以下が挙げられます:
1. 省燃費性能の強化
2. ピストン清浄性能の向上
3. エンジン内のスラッジ生成を抑制
4. 過給機の保護性能を向上
5. マフラー触媒の耐久性改善
6. オイルシール適合性の強化
7. バイオ燃料への対応
これらの性能向上は、環境意識が高まる中でのドライバーにとって、強力な選択肢となります。
会社情報
新ブランド「eni」を日本市場に紹介するのは、昭和貿易株式会社です。創業1877年、歴史ある卸売業者であり、エンジンオイルの総輸入元として信頼を核に成長してきました。その本社は大阪市に位置し、多様な商品を通じてエコでサステナブルなカーライフの提供に努めています。
お問い合わせ先
昭和貿易株式会社 エニ ルブリカンツ販売チーム
電話:06-6441-8123(営業時間:平日10:00〜17:00、土日祝休み)
URL:
昭和貿易株式会社
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