新たな木の個性を活かした「HIROSHIMA natural」が販売開始

自然の美しさを取り入れた新しいコンセプト

2008年に発売されて以来、多くの人々に愛されてきた「HIROSHIMA アームチェア」。その革新の精神を受け継ぎ、2025年に新たに登場するのが「HIROSHIMA natural」です。このプロジェクトは、木の素材に徹底的に向き合うことで生まれました。木が持つ独特の特性、つまりその偶発的な節や色ムラ、木目の違いをむしろ肯定的に捉え、ありのままの姿を引き出すことを目指しています。

「HIROSHIMA natural」は、木材のエキスパートによって厳選された無垢材を使用しています。このプロセスでは、自然のままの木の特徴が模した形で現れるため、個体ごとに異なる風合いやテクスチャーを楽しむことができるのです。特に、表面仕上げに採用されたソープ仕上げは、木材の質感をそのまま伝える素朴で誠実な方法です。この仕上げによって、木そのものの美しさが際立ち、無垢材特有の柔らかな風合いが生まれます。

また、「HIROSHIMA natural」シリーズは数量限定生産のため、購入できる機会が限られています。これまでのHIROSHIMA アームチェアとは異なり、製作に使用される無垢材の特性によって、実際に出来上がる椅子は一つとして同じものはないのです。どちらの椅子にも、それぞれが持つ個性があります。これは、まさに自然の恵みを受け入れる姿勢の表れです。

マルニ木工の哲学

深澤直人氏は、HIROSHIMA naturalのコンセプトについて次のように語っています。「素材に正直で、余計なことをしないという姿勢が大切です。無垢材は、木目や節からすべて違います。その個性を受け入れることこそ、自然への敬意だと思います」と述べている。これは、HIROSHIMA naturalに込められた理念を如実に物語っている。

このプロジェクトはまた、マルニ木工が木に向き合う姿勢を再確認する良い機会でもあります。日常生活を美しく彩り、豊かにするためのモノづくりを続けることが重要であり、HIROSHIMA naturalはその一環です。中でも、同社の取扱店であるマルニ東京、マルニ大阪、マルニ広島をはじめとする店舗では、展示品の中からお好きな1脚を選ぶことができます。オンラインショップでも購入可能ですが、実際に手に取って選べる喜びは、店舗での購入ならではの特権と言えるでしょう。

購入情報

HIROSHIMA naturalは、2025年8月2日（土）から販売が開始され、無くなり次第終了となります。価格は、アンスチームドビーチ材のソープ仕上げが108,900円、ホワイトオーク材のソープ仕上げが147,400円となっています。納期は約3週間で、保証期間は1年間。木材の特性上、数に限りがあるため、興味がある方は早めの購入をお勧めします。

このように「HIROSHIMA natural」は、素材に誠実に向き合い、自然の美しさをそのまま伝える新たなモノづくりの姿勢を象徴しています。ぜひ一度、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。