調色照明の可能性
2021-07-01 11:44:56
調色照明がもたらす心と体の健康:最新調査から見える可能性
調色照明がもたらす心と体の健康:最新調査から見える可能性
最近の調査によると、調色照明器具の採用経験があると答えた人は67%に達し、更には98%がその存在を認識していることが明らかになりました。この結果は、調色照明が一般的な存在となっていることを示しており、その効果や今後の展望について考える良い機会となります。
調査の背景
調査は2021年2月24日から3月12日の間に実施され、法人向けに照明器具を扱う約687人を対象に行われました。その結果は照明業界における調色の重要性を再認識させるものでした。
調色機能の活用状況
調査結果の中で、調色機能を利用している具体的な事例が挙げられました。「空間のコンセプトや雰囲気づくり」が最も多く、続いて「シーンに応じた変化・切替」が挙げられています。これは、調色照明が単なる明かりの提供以上に、空間の印象を大きく変える影響力を持っていることを示唆しています。
未来への期待
今後実現したいと考えられている機能としては、「季節に応じた変化・切替」「体内リズムとの調和」「ストレス軽減」があり、調色照明に対する期待が高まっていることが分かりました。これらの機能は、心身の健康やストレス管理に寄与するものであり、私たちの生活環境をより快適にする要素となり得ます。
実際の事例
具体的にどのような施設で調色照明が利用されているのか、上位5つの施設は以下の通りです:
1. 住宅施設(マンション・戸建て等)
2. オフィス
3. 飲食店
4. 宿泊施設(ホテル・旅館等)
5. 医療・福祉施設(病院・保育園等)
特にオフィスでは、残業抑止のために働きかけを行う方法として調色機能を利用する事例も報告されています。例えば、18時以降に明るさを低下させ、帰宅を促す工夫がなされています。
株式会社遠藤照明の取り組み
調査を通じて株式会社遠藤照明の遠藤邦彦社長は、調色照明が人々の生理・心理を考慮した上での光の在り方を提供する重要性を語っています。心と体の健康促進に向けた期待が高まる中で、今後の調色照明の普及に注力することが求められています。
さらに、同社は次世代調光調色シリーズ『Synca』を販売しており、自然光を再現することで体内リズムを整えるサポートを行っています。色味の調整や空間演出機能を通じて、より魅力的で快適な環境を生み出すことが可能です。
結論
調色照明がもたらす心と体の健康への期待はますます高まっており、今後どのようにその技術が進化していくかが注目されます。そして、調色照明が提供する「人に優しい光環境」を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが続いていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社遠藤照明
- 住所
- 大阪府大阪市中央区備後町一丁目7番3号ENDO堺筋ビル8階
- 電話番号
-
03-5369-7131