高浜市の陶の魅力を再発見する企画展『トキントキンの時代』

愛知県高浜市で開催される企画展『トキントキンの時代』。この展覧会は、1977年に旧市庁舎に設置された陶製壁画制作に関わった作家たちを中心に、高浜市の陶芸文化を振り返ります。「トキントキン」という愛知県の方言が示すのは、挑戦的な精神。作家たちの creative expression が地域の伝統と合わさり、新たな境地を切り開いてきた様子を感じることができます。

旧市庁舎の陶製壁画が蘇る！

今回は、旧市庁舎にあった陶製壁画「伝統から創造へ」を、約3メートル×2.4メートルの大判プリントで再現。訪れた人は自由に写真を撮って楽しむことができ、コミュニティの想い出を振り返るきっかけとなるでしょう。この作品は高浜市内の陶芸家、画家、瓦職人などが手を合わせて完成させたもので、市民の手形が入った陶板など、パーツ展示も行われます。

作家たちの影響力

また、展覧会では、陶壁画に関わった数名の作家の作品も紹介されます。神谷英介や伊藤寧俊など、彼らがどのように高浜の地で育まれたやきもの文化に貢献したかを、作品を通じて感じ取ることができます。特に、各作家が展開した多様な表現は、多くの来館者に感動を与えることでしょう。

公共空間の陶製モニュメント

さらに、1990年代前後に設置された高浜市の陶製モニュメントも展示され、これらの作品を通して地域との関係性を見つめ直すことができます。それにより、高浜に受け継がれる創造のエネルギーを改めて感じ、皆さんもこの豊かな文化に触れてみてはいかがでしょうか。

特別イベントも開催！

展覧会に合わせて、トークイベントやワークショップも行われます。特に「タカハマの草の根」というテーマでのトークイベントには副市長や作家が参加し、当時の制作秘話や作品に込められたメッセージを語ります。また、ワークショップでは参加者が自身の作品を作る体験もでき、陶芸の魅力を更に深掘りする楽しみがあります。

展覧会の詳細

この展覧会は、2025年7月26日から10月19日まで高浜市やきものの里かわら美術館・図書館で開催されます。観覧料は高校生以上500円、中学生以下は無料。期間中は様々なイベントが予定されており、陶芸ファンには見逃せない機会が満載です。いつでも気軽に足を運び、素晴らしい陶の世界を体感してください。

高浜市やきものの里かわら美術館・図書館で、地域の歴史と未来を同時に感じられる特別な体験が待っています。