株式会社Tsunagi、NEDO Challengeでの快挙
合同会社Tsunagiの代表である桑岡翔吾氏は、2025年1月23日に開催された「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」の最終選考で、Team Sx(Soba transformation)の一員として参加し、審査委員特別賞を獲得しました。この賞は、グリーン分野に関する難題を解決するために衛星データを活用することに重きを置いたコンペティションにおいて与えられたものです。
NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earthとは?
NEDO Challengeは、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催するプロジェクトです。このプログラムの目的は、革新的な技術やアイデアを募り、将来的な共同研究へとつなげることです。参加者は、地球環境問題を解決するための新しい技術を提案し、審査員がその独創性や有効性を評価します。
公式サイトには、プロジェクトの詳細や過去の受賞者の情報などが掲載されています(
NEDO Challenge公式サイト)。
Team Sxの取り組み
NEDO Challengeでのプレゼンテーションでは、桑岡氏が「日本が誇る蕎麦文化で世界のサステナブルをリードする」というテーマで発表しました。日本の農業は、従事者の減少や農地の荒廃が進む中、食料自給率の低下が問題とされています。また、国民や消費者にサステナブルな取り組みが理解されづらい状況が続いています。
主な課題と解決策
課題
- - 農業従事者の減少:特に高齢化が進んでおり、若手農業従事者が少ない。
- - 農地の荒廃:利用されていない農地が増加している。
- - 食料自給率の低下:国際情勢や地球規模の問題に敏感な時代において、国の自給率が低下。
解決策
- - 衛星データとAIの活用:農地復興の進捗を数値化し、消費者へのアピールを強化。
- - 蕎麦文化の活用:短い生育期間や環境適応性から、蕎麦をサステナブル農業のシンボルに。
ユニークな試み「tsunagi」
プレゼンの中で、桑岡氏は「tsunagi」と名付けられた蕎麦関連プロジェクトにも言及しました。これは自然素材である蕎麦を使ったアップサイクルの試みです。蕎麦製粉時に発生するふすま粉を利用して、サステナブルなクラフトビールを製造しています。このビールは現在、東京の10カ所以上の蕎麦屋やクラフトビール専門店で販売されています。
今後の展望
Tsunagiは「Sx! Soba Transformation!」というスローガンの下、蕎麦文化を守りながら新たな価値を生み出すことに全力を注ぎます。合同会社Tsunagiは、蕎麦の多様な味わいや文化を広め、消費者との対話を通じて、より持続可能な未来を目指します。これからも活動に注目が必要です。
リンク:公式サイト -
アップサイクル蕎麦クラフトtsunagi
様々な想いを結集し、蕎麦の新しい未来を形づくる合同会社Tsunagiの歩みに、今後も期待が高まります!