ルイ・ヴィトンが第2回「ウォッチプライズ」授賞式のファイナリストを発表！

ルイ・ヴィトンウォッチプライズ：独立系クリエイターの祭典

2026年3月24日、パリにて行われる第2回「ルイ・ヴィトンウォッチプライズフォーインディペンデントクリエイティブズ」の授賞式に向けて、ファイナリスト5名と最終審査員の顔ぶれが発表されました。この授賞式は、近年の独立系ウォッチメーカーの革新と技術への敬意を表し、彼らの作品を称える重要なイベントとなっています。

ルイ・ヴィトンのメッセージ

ルイ・ヴィトンのウォッチ部門ディレクターであるジャン・アルノー氏は、賞の目的について「独立系ウォッチメーカーのダイナミズムに対する敬意が年々深まり、このアルチザンたちが生むウォッチは、技術と大胆さの融合によって可能性の限界を押し広げています」と述べています。彼は時計業界全体からの熱意と支援に感謝の意を表し、未来への期待を語りました。

注目のファイナリストたち

1. 牧原大造 (Daizoh Makihara) - Beauty Of Nature

日本の独立系ウォッチメーカーとして知られる彼の作品は、自動で開閉する花弁のメカニズムを取り入れたユニークな腕時計です。高精度を誇る手巻きムーブメントと日本の伝統的なカットガラス技法「江戸切子」を使用したデザインが特徴です。

2. シンヤン・ダイ (Shinyan Dai) - Möbius

ファム・アル・ハットが手がけるこの時計は、過去最高のコンパクトさを誇る二軸トゥールビヨンを搭載。無限のループをモチーフにした特徴的なデザインが魅力です。

3. ヴィクトル・モナンとアレクサンドル・ハゼマン (Hazemann & Monnin) - School Watch

モルトーの時計学校へのオマージュとして製作されたこの時計は、完璧に同期する複雑な機構が組み込まれています。

4. ベルナルド・レデラー (Bernardo Redela) - CIC 39 mm Racing Green

フル機能のデュアル・デテント脱進機を採用した初の腕時計で、高度な技術と美しさを兼ね備えています。

5. 関法史 (Masashi Seki) - Fading Hours

日本の伝統的なウォッチメイキングをベースにしたこの腕時計は、音を出すアラーム機能を搭載しています。新たな技術の革新が注目を集めています。

特別セレモニーでの発表

授賞式は格式のある特別セレモニーで、最優秀賞が特定の冒険を通じて発表されます。受賞者には150,000ユーロの助成金が授与され、ルイ・ヴィトンの専門チームによる1年間のメンターシップも提供されます。

審査員団の紹介

審査員は、高名な専門家によって選ばれ、多彩な背景を持つ人物たちが集まります。例として、キャロル・フォレスティエ-カザピ氏やジャーナリストのフランク・ヘーレン氏が名を連ねています。彼らは、ファイナリストたちが発表する各プロジェクトの評価を行います。

このイベントは、ただの賞ではなく、独立系クリエイターたちが自らの作品を発表する重要な舞台として、業界の注目を集めることが期待されています。ルイ・ヴィトンの公式サイトで詳細を確認することができるので、特に時計ファンや業界関係者は目が離せません。