八王子市民が垣間見れた新たな酒造文化
清酒『髙尾の天狗』が八王子市で誕生するためのプロジェクトが始動しました。この取り組みは、地元の市民が田植えから参加し、地域の酒文化を育んでいくことを目的としています。2023年6月11日には、晴天の中で市民99名と業務用酒販店の㈱河内屋の社員23名を合わせて122名が集まり、楽しみながら田植え作業を行いました。
料理やお酒が注目されるなかで、彼らが植えたのは日本酒造りに最適な米「五百万石」。この酒米は、柔らかな味わいとキレの良さが特徴で、もう一つの二大酒米「山田錦」と並んで評価されています。約2時間の作業の後、参加者たちは昨年の収穫米「きぬひかり」を主成分とした特製の地産地消弁当を味わいながら、地域の食材の恵みを再確認しました。
地域を支える米作りの重要性
このプロジェクトの中心にあるのは、八王子の地元民が自らの手で日本酒を作り上げることです。地域の人々が米作りから関与し、結果として喜びを感じながら日本酒が生まれるという過程は、地域活性化にも貢献しています。さらに、地元の道の駅「八王子滝山」さんの協力があってこそ実現した、心温まるイベントでもありました。
今後のスケジュールと参加方法
今後のスケジュールとしては、来春の出荷に向けて9月に稲刈りが行われる予定です。参加は誰でも可能ですので、米作りに興味がある方はぜひこの街おこしのプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。
ただし、『髙尾の天狗』のリリース本数や発売日については、酒米の出来具合によって変わるため、現在は未定とされています。
お問い合わせ先
イベントへの参加希望や商品の問い合わせについては、株式会社河内屋の奥田様に連絡を取ることができます。
お酒は二十歳以上の方のみ楽しむことができるため、購入・試飲する際には十分な配慮が必要です。
地域の魅力を再発見し、八王子市の新しい日本酒文化を応援しましょう。