薬局業務改善提携
2021-04-05 12:01:34

ソラミチシステムと三菱電機が薬局業務改善への新提携を締結

ソラミチシステムと三菱電機が進める薬局業務の改善



株式会社ソラミチシステム(以下ソラミチ)と三菱電機ITソリューションズ株式会社(以下MDSOL)は、薬局の業務改善を目的とした業務提携契約を結びました。この提携は、変化し続ける薬局環境に対応するもので、新しいビジネスチャンスを提供する狙いがあります。

薬局業務の新たなニーズ


近年、保険薬局ではさまざまな変化が求められています。昨年から始まった服用期間中のフォローアップや、オンラインでの服薬指導がその一例です。今年春からはオンライン資格確認、続いて地域連携薬局や専門医療機関との連携が求められています。この流れに伴い、業務の効率化や情報の共有がさらに重要になっています。

このような背景の中で、ソラミチの「CARADA 電子薬歴」をMDSOLの薬歴管理システム「Melhis」に組み合わせ、新たなサービスを展開することが決まりました。この提携によって、両社はより増え続ける顧客ニーズに応える保険薬局システムの提供を進めていくことが期待されています。

提携からの第一弾


業務提携の初めの一歩として、両社はそれぞれの販売網を利用した協力関係を築きます。今後は、相互のシステム連携を強化し、患者の健康維持や重症化予防を支援する新しい薬局サポートシステムの構築を目指します。

CARADA電子薬歴の概要


「CARADA 電子薬歴」は、患者情報や処方内容を管理できるクラウド型システムです。これにより、薬剤師は薬剤の服用に関する情報を効率よく把握し、患者に対する指導をより的確に行うことが可能になります。

特に、薬剤師にとって有益な機能が装備されており、飲み合わせの危険性が高い薬剤のチェックや、患者対応業務のTo Doリスト機能が搭載されています。また、クラウド型であるため、どこでも業務が行える点も大きなメリットです。

今後は、患者への服薬フォロー機能も追加予定。これにより、薬剤師のサポート体制をさらに強化し、患者へのサービスの充実を図ります。

MDSOLのシステム


MDSOLが提供する「調剤 Melphin/DUO」は、処方箋から薬剤監査までを一元管理し、効率的な調剤業務を実現します。また、電子薬歴「Melhis」は、レセプトコンピュータと一体化されており、多くの薬局で利用されています。両システムは、在庫管理や経営支援においても活用され、薬局業務全般をサポートします。

まとめ


今回の提携は、両社の技術力を結集し、薬局業務の改善に大きく寄与するものです。この取り組みがこれまで以上に多様化した薬局経営にとって、どのような影響をもたらすのか、多くの関係者から期待が寄せられています。今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ソラミチシステム
住所
東京都新宿区西新宿東京オペラシティ35階
電話番号
03-5333-6066

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