地域の子どもたちを支える放課後スペース「ライラック」始動

地域の子どもたちを守る新たな場所、放課後スペース「ライラック」

地域の親子を支援する新たな取り組みとして、特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsaculaが、2025年8月に放課後スペース「ライラック」をオープンします。事業開始に先立ち、7月にはプレオープンとなる体験会が行われ、正式オープンは8月を予定しています。この新しいプロジェクトは、小中学生のための居場所を提供し、充実した放課後の過ごし方を提案しています。

「ライラック」の魅力

「ライラック」は、saculaが運営する小中学生向けの放課後スペースです。学校が終わった子どもたちは、まずここで宿題を終わらせることができます。学習に不安がある子どもたちには、スタッフが個別にサポートする体制が整えられており、みんなが自分のペースで学びを進められます。

また、一日の終わりに行われる「ワンタイム」というお楽しみの時間では、スタッフが企画した料理やボードゲーム、アートといった様々な活動が展開されます。これは、子どもたちにとっての楽しみであり、仲間との絆を深める場ともなります。18時には、楽しかった時間を終え、子どもたちは自宅へと荷物を持って帰るのです。

放課後スペース設立の背景

saculaは、下京区にコミュニティカフェ「すずなりランタン」をオープンし、地域に根ざした活動を続けてきました。その中で、「放課後に子どもを預ける場所がない」「学童が満杯で入れない」「地域に学童がない」といった声を多く耳にするようになりました。実際には新たな学童設立のために署名活動を行っている保護者もおり、その声を真摯に受け止め、放課後スペース「ライラック」の設立に至ったのです。

プレオープンと正式オープンについて

7月はプレオープンのため、体験会が行われ、参加費は1回500円で最大4回まで参加可能です。さらに7月中に入会すると、初年度の入会費が無料になるお得なキャンペーンも実施されています。初めは月曜日と金曜日の週2回オープンですが、スタッフが増え次第、週5日のオープンを目指していく予定です。

法人の基本情報

特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsaculaは、2016年に設立されました。子どもたちの居場所を提供する事業や、自立支援のための相談サポート、地域の人々に愛されるカフェ事業を展開しており、地域に欠かせない存在となっています。

今回の「ライラック」プロジェクトは、そんなsaculaが地域に根ざした活動をさらに拡大する一歩でもあります。子どもたちにとって居心地の良い環境を提供し、笑顔あふれる放課後のひとときを創出することが期待されています。