Tableau CloudとPassLogicクラウド版の連携
最近、パスロジ株式会社はデータ分析プラットフォーム「Tableau Cloud」と自社の多要素認証ソリューション「PassLogicクラウド版」との連携が完了したことを発表しました。この連携によって、企業はデータの可視化及び分析をさらに安全に行えるようになります。
強化されたセキュリティ
この連携の主な利点の一つは、Tableau Cloudのデータ分析に対するセキュリティの強化です。PassLogicクラウド版を利用することで、ユーザーはアクセス時に多要素認証を通過する必要があり、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。これにより、特に機密情報を扱う企業や組織にとって、信頼性の高いデータ利用環境が実現します。
ユーザーエクスペリエンスの向上
加えて、シングルサインオン機能が実装されることで、ユーザーは一度の認証で複数のシステムにアクセス可能となり、操作性が大幅に向上します。これにより、作業の効率化が図れると共に、ユーザーが認証手続を簡単に済ませられるようになります。
運用コストの削減
さらに、PassLogicクラウド版の特徴として特別な端末が不要であるため、導入や管理にかかるコストを抑えることができます。これにより、企業はセキュリティを維持しながらも、無駄な出費を減少させることが可能となります。
Tableau Cloudの特長
Tableau Cloudは、企業がデータを収集、分析、加工できるように設計されたBIツールです。直感的にドラッグ&ドロップでデータを可視化し、リアルタイムでの分析をサポートします。また、複数のデータソースに接続し、複雑なデータを簡単に統合・解析する機能を持っています。これにより、企業は迅速で正確な意思決定を下すことが可能になります。
PassLogicクラウド版の特長
PassLogicクラウド版は、6種類の認証方式を使用して10種類の多要素認証の組み合わせが可能です。特に独自の技術であるワンタイムパスワードを使用するため、ユーザーは認証用の端末を持ち歩く必要がなく、便利さと安全性の両立を実現しています。この多様な認証方法により、セキュリティを厳格に保ちながら、運用コストのパフォーマンスも向上します。
今後の取り組み
今回の連携により、パスロジはさらに多くの企業と共に新しいデータ分析の取り組みを進めていくレポートを行っています。また、この連携設定を支援するための資料も提供を開始しました。これに興味がある方は、公式ウェブサイトから詳しい情報や資料をダウンロードすることが可能です。
今後もパスロジ株式会社は、日本国内の企業が持続可能な情報セキュリティを構築できるよう、技術の研究開発を続けていきます。彼らの取り組みは、特許権の取得数からも明らかです。日本国内で36件、国内外で123件の特許を持ち、主力製品の「PassLogic」は累計114万件以上のライセンス数を誇ります。
このような新しい連携が、企業のデジタルセキュリティ環境をどのように進化させるのか、私たちは今後も注目していきたいと思います。